三井公一の「スマホカメラでブラブラ」
最強のお散歩スマホ誕生か? 全50MPカメラの「arrows Alpha」で撮る日常
2025年12月25日 00:00
FCNTから登場したスマートフォン「arrows Alpha(アローズアルファ)」。arrowsといえば、ハンドソープで洗えるほどのタフネスボディや、質実剛健な作りが代名詞だが、今回はカメラ性能にも並々ならぬ気合いが入っているという。
寒さも本格的になってきた師走の街を、今回はこのarrows Alphaと一緒にブラブラと歩いてみた。なお端末の詳細なスペックや価格については、本誌別記事を参照いただきたい。
全カメラが約5000万画素級という贅沢な仕様
arrows Alphaのカメラシステムにおける最大の特徴は、リア(背面)だけでなくフロント(前面)も含めたすべてのカメラに、約5000万画素クラスの高画素センサーを採用している点だ。
| カメラ | スペック |
|---|---|
| 広角カメラ | センサー:Sony LYTIA LYT-700C(1/1.56型) 約5030万画素 絞り値:F1.88 焦点距離:24mm相当 手ブレ補正光学式(OIS)+電子式(EIS) |
| 超広角カメラ | 約4990万画素 絞り値:F2.05 焦点距離:16mm相当 マクロ撮影対応 |
| フロントカメラ | 約4990万画素 絞り値:F2.2 |
背面のメインとなる広角カメラは約5030万画素。ピクセルビニング(画素混合)技術により、通常は約1250万画素として光を多く取り込み、暗い場所でもノイズを抑えた撮影ができる。その隣にある超広角カメラも約4990万画素と、メインカメラに引けを取らない高解像度センサーを搭載しているのがうれしい。
望遠カメラこそ搭載していないが、メインカメラの高画素を活かしたデジタルズームと、独自のAI処理エンジンを組み合わせることで、幅広いシーンに対応できる構成となっている。
ハイスペックなカメラを搭載しつつも、arrowsらしい「安心感」は健在だ。米国国防総省の調達基準(MIL-STD-810H)の23項目に準拠した堅牢性を持ち、万が一撮影中に手から滑り落ちても壊れにくい。
さらにIPX5/8の防水・IP6Xの防塵に対応し、汚れたら泡ハンドソープで洗うこともできる。「arrows Alpha」を投げて的に当てるという、タフネスさをアピールするデモも行われているほどだ。
撮影に夢中になって、つい足場の悪い場所や水辺に近づくこともあるが、そんな時でも気をつかわずに済むのは、スナップシューターとして非常に心強い。撮影画面はごく一般的だ。最近流行りのウォーターマークの写し込みも可能になっている。
「arrows Alpha」でブラブラ実写スナップ
年末の街を「arrows Alpha」を手にフォトウォークした。スリムな端末は手にフィットし、すばやいカメラ起動と相まってスナップショット撮影を快適に楽しむことができた。写りもかなりいい。
「arrows Alpha」まとめ
「arrows Alpha」を使って感じたのは、タフネスという「守り」の強さに加え、全カメラ高画素という「攻め」の性能もしっかり備えていることだ。
背面に搭載されたメイン(広角)と超広角の2つのカメラは、どちらも約5000万画素クラスの高画素センサーを採用。
さらに、arrows史上最大となる512GBの大容量ストレージを搭載しており、写真や動画を容量気にせずガンガン撮れるのもうれしいポイントだ。
リッチなストレージに遠慮なく写真を保存でき、バッテリー切れの心配もほぼ無用。そして何より、どんな場所でもラフに扱える安心感。「記録」だけでなく「作品」作りも楽しめる、最強のお散歩カメラとして活躍してくれそうな一台だ。


















