本日の一品

AirTagに見た目そっくりな第2世代モデルが登場。さっそく使い比べてみた

 AirTagに第2世代モデルが登場した。初代モデルの登場から5年余、紛失防止タグの代名詞としてすっかり一般的になったAirTagだが、最近はUWB(超広帯域無線)機能を持たない廉価な互換品も多数登場し、ユーザの側からすると選択肢が増えつつあるだけに、高性能な上位モデルとしてどれだけ進化したのかは気になるところだ。早速購入して試用してみた。

見た目は初代モデルと変わらないが、第2世代の超広帯域チップを搭載している

 まず外見については、初代モデルとまったく同じ。ボディはホワイト、裏の電池フタはシルバー。寸法も同一で、かつフック穴がないなどの特徴も変わらず、タグやケースなど従来のアクセサリをそのまま流用できる。電池についても変わらずCR2032で、フタはネジ止めなどはされておらず、半回転させることで開くなどの構造も同じだ。

ボディは光沢のあるホワイト。素材感も従来と同様だ
横から見ると電池フタは本体との段差がある。これも従来と同じ
左が本製品、右が従来モデル。電池フタ上のアルファベットが、本製品は(AirTagという製品名を除き)すべて大文字になっているのが従来モデルとの違いだ
電池は従来と同じCR2032で、構造もまったく同じだ

 つまりパッケージから取り出してしまうと新旧の区別はまったくつかない……となりそうなところだが、従来モデルではアルファベットの大文字小文字が混在していた電池フタの印字が、本製品はすべて大文字となっており、ここを見れば新旧モデルの識別が可能だ。ちなみにフタをはめ込む爪の形状は新旧で若干異なっているが、交換して取り付けることも可能だ。

よく見ると電池フタの爪の形状が異なるのだが、互換性があり交換しても取り付けられる
パッケージには単に「AirTag」としか書かれておらず新旧の区別はつかない
裏の注意書きを見ると「第2世代」「2nd Generation」である旨が記載されている

 機能および性能の部分では、従来モデルから変更された点は2つ。ひとつは通信距離で、従来よりも長距離での検知が行えるようになった。実際に試してみると、従来モデルではUWBによる方向および距離の検知は10m前後が限界だったのが、本製品ではそれを超えても検知できる。

10mを超えると途絶えやすくなる初代モデル(右)に対して本製品(左)は支障なく検索が行える

 UWBの利用に制限がある国内では数十mも離れて利用することはできないが、それでもメリットは大きい。長期的には初代モデルとの差が出てくる部分だろう。

 もうひとつは音量で、従来よりもアラームが聞こえやすくなったとされている。もっともこれは音量がアップしたわけではなく、音がやや甲高くなったことによるものだ。

 布団を被せて鳴らしてみると、確かに従来モデルに比べて聞こえやすくなっていることが分かる。トランクの奥深くに入っていたり、あるいは周囲が騒々しい場所でも、従来に比べて発見しやすいだろう。

 以上のように、新機能が追加されたわけではなく、それゆえ設定画面もまったく同じと、パンチには欠けるのだが、こうした性能の底上げが長期的には効いてくることは想像に難くない。

「探す」アプリで表示したところ。項目は従来と変わっていない
紛失に備えて連絡先を登録したり、位置情報のリンクを共有するなどの機能も変わらず使える。手元から離れた時に通知する機能も同様だ
UWBによる距離および方向の検索画面。数m程度だと違いは出ない

 価格も従来と同じ4980円からと、性能向上を口実に値上げされていない点も評価できる。従来モデルから買い替える必要こそないが、もし入手したならば優先度の高いアイテムにはこの第2世代モデルを割り当てるというのが、正しい運用方法と言えそうだ。

製品名価格発売元
AirTag4980円Apple