スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

手のひらサイズで160W! 画面付き「Anker Prime Charger」が超楽しくてサイコーだったッ!!!

 ま~たUSB充電器を買った。「Anker Prime Charger (160W, 3 Ports)」というモバイル向けの充電器だ。Anker Japan 公式オンラインストア税込価格は1万6990円。たかっ!

Anker Prime Charger (160W, 3 Ports)は最大合計出力160WのUSB急速充電器。サイズは約65×52×35mmで、重さは約220g。世界最小クラスの高出力USB急速充電器だ(単ポート最大140W出力以上に対応している2ポート以上搭載の充電器において、2025年9月時点 / Anker調べ)。
いちばん面積が大きい面でもクレジットカードサイズ未満。小さっ!でも高っ!

 AnkerのPRIMEシリーズUSB充電器や高機能モバイルバッテリーは高価だ。値段だけ見て買わないって人も多々いると思う。このAnker Prime Charger (160W, 3 Ports)も高価。コスト的にはオススメしづらい。

 だが俺の場合!このUSB充電器は買わざるを得ない存在!というのは、モバイルサイズのUSB急速充電器なのにAnker PRIMEシリーズ製品が搭載するスゲく便利なディスプレイを備えているからだッ!!!しかも優れた携帯性!さらには後述のアプリ対応による高度な機能性を持っている!

本体にタッチ対応のディスプレイを搭載。給電状況などの各種データをクッキリと表示してくれる。なくても差し支えない機能ではあるものの、給電状態等々を可視化してくれて興味深いし、充電状況を格段の正確さで把握できるという面では実用性も高い。

 とかイロイロ言ってる俺だが、要は「かなり楽しめそうだし実用的でもありそうなUSB急速充電器だったから超欲しい♪」ということなのであった。ソソるUSB急速充電器なのだ。

 そして買って一通り使ってビックリ。全体的にヒッジョーに凝ったつくりになっていたからだ。それが実用的なのか過剰なのかは置いておくとして、「マジで?」ってほど凝ったUSB急速充電器であった。ということで、以降、Anker Prime Charger (160W, 3 Ports)についてレビューしてゆきたいッ!!!

Anker Prime Charger (160W, 3 Ports)の基本性能は?

 まずはAnker Prime Charger (160W, 3 Ports)の基本的な仕様から。給電用USB-Cポート×3を備えたUSB急速充電器で、合計最大出力は160W、サイズは約65×52×35mmで、重さは約220g。前述のとおり、この出力の携帯向け多ポートUSB急速充電器としては世界最小クラスだ。

Anker Prime Charger (160W, 3 Ports)の本体前方にはタッチ対応ボタンとカラーディスプレイが内蔵されている。表示により、充電に使っているケーブルの最大給電ワット数なんかもわかってしまう!
使用中は出力などの状態が可視化される。「現在何ワットでデバイスを充電中なのか」「ちゃんと急速充電されているのか」などがはっきりわかって興味深く、また状態を把握できて実用的だ。
本体後方には格納式のACプラグを備えている。
この製品にはとくに上下はないが、タッチボタンを下側と考えた場合、本体底部に3つの給電用USB-Cを備えている。もちろんこの面を上などにして使っても、表示の向きも含めて問題ない。なお、出力は「単ポート利用時 : 5V?3A /9V?3A / 15V?3A / 20V?5A / 28V?5A (最大140W)」「2ポート利用時 : 合計最大160W」「3ポート利用時 : 合計最大160W」となっている。また、これ以外の出力モードもあり、ユーザーによるカスタマイズにも対応している。
Ankerアプリにも対応している。Ankerの名がつくAnker純正アプリは複数あるが、そのうちの充電器カテゴリーで使われるアプリだ。このアプリがあればPRIMEシリーズのほかSOLIXシリーズバッテリーなどもアプリ経由で観察・設定・コントロールできる。

 といった感じで、十分な出力とポート数を備えたUSB急速充電器である。後述のとおり、ディスプレイ内蔵という機能性が非常に愉快&実用的だが、それ以前にこの出力で手のひらサイズという携帯性も大きな魅力。

 携帯性だけ求めればさらに小さくて軽いUSB急速充電器が多々ある。だが、出力・ポート数について「大は小を兼ねる」を好むなら、携帯性が非常によく、出力・ポート数も十分なので、モバイルでも自宅でも幅広く活用できる。そういうオールマイティさも、この製品の大きな魅力だと感じられる。

いろいろ凝っている機能性、ガジェット的な楽しさがあり、人によっては超便利♪

 いろいろ凝ってるモバイル対応USB充電器ことAnker Prime Charger (160W, 3 Ports)は、前述のとおりAnker Japan 公式オンラインストア税込価格が1万6990円とお高い。だが、そのぶん、ほかのUSB急速充電器にはない高度な性能と機能を備えている。「そこまで実装する?」ってほど凝ってるのである。

 その最たる要素がタッチ式ディスプレイ。ディスプレイにはリアルタイムの給電状況や本体の温度など各種データが表示され、タッチで表示を切り替えることができる。また、表示が正しい向きになる自動切り替えに対応していて、充電器をどの向きでACジャックに挿しても、正しい表示に自動で切り替わる。またこの表示はタッチ操作で任意の向き(4方向)に切り替えることができる。

ディスプレイには給電状況や本体の状態がリアルタイムで可視化表示される。情報表示の切り替えは、この写真なら表示の下にうっすら見えるタッチボタンで行える。
水平面にあるACジャック以外なら、本体の上下向きを自動的に判断し、それに合わせて正しい向きの表示がなされる。
上下を逆向きにして挿しても、正しい向きの表示になる。これは横向きで使った場合も同様だ。ただし机上に上向きで設けられているACジャックなどに挿した場合(画面が真上を向く場合)は、表示が正しい向きにならないこともある(画面を真下に向けても同様)。この場合、画面近くのタッチボタンを3回タップすれば画面向きを任意(4方向)に設定できる。

 Anker Prime Charger (160W, 3 Ports)の画面は小さいものの、表示される情報の種類が多く、都度役立ったり興味深く観察したりできる。以下、その表示例を説明書から抜粋しつつご紹介したい。

画面表示は本体のタッチボタンをタップする毎に切り替わる。基本的には5種類の画面が切り替わる。また細かなアイコンにもそれぞれ重要な意味が割り振られている。
複数のデバイスを急速充電するとそれなりに温度が高まる充電器だが、スマートプロテクション機能が働くので心配する必要はない。またスマートプロテクション機能の動作の様子も表示される。
こちらはタッチによる画面表示切り替え方法の一覧。
けっこう驚くのが、充電に使用中のケーブルの最大給電ワット数が表示されること。簡易的なケーブルチェッカーとしても機能して実用的。けっこう楽しげな動画的エフェクト入りで表示されたりもするので、それもちょっと愉快。
Anker Prime Charger (160W, 3 Ports)には複数の充電モードがある。全部充電器任せの「自動配分モード」、指定したポートからの出力を大出力として優先する「固定配分モード」(C1ポート優先モードとデュアルPCモードがある)、各ポートの最大出力をユーザーが指定する「カスタムモード」がある。机上据え置きに向くPRIMEシリーズUSB急速充電器とほとんど同じモード設定に対応している。

 ねぇ、これ、携帯用USB急速充電器でしょ? ディスプレイで状態を可視化できるのに加えて、充電モードのカスタマイズまでできちゃうのぉ?? さらにはUSBケーブルの最大対応ワット数まで! って感じで、想像を超えた豊かな機能性を備えているのであった。ここまでデキるモバイル向けのUSB急速充電器って、たぶん世界でオンリーワンなのではないだろうか?

 まあそこまでデキなくていいよ?って人には全然向かない製品だ(とくにコスト面で)。だが、アーリーバードな人やコダワリ派には非常に満足度が高い充電器になると思う。頼りになる充電器だし、使っていて非常に楽しい♪

アプリを使ってスマートデバイスとBluetooth接続すれば、さらに♪

 上記までは全体的にAnker Prime Charger (160W, 3 Ports)本体を直接タップ操作してできる表示や動作切り替えだが、Ankerアプリを使えば、さらにデキることが増える。また、非常に機能が豊富な充電器なので、アプリから操作したほうが機能性の全貌が把握できより使いやすくなると思う。

 以下、Ankerアプリのスクリーンショットとともに、Anker Prime Charger (160W, 3 Ports)の機能性などをご紹介したい。

Ankerアプリを開いた様子。ペアリング済みのAnker製充電器やバッテリー製品が並ぶ。コントロールしたい製品をタップすると2番目の画面になる。3ポートを使ってデバイスを充電している状態だが、アプリ上から細かな給電状況をモニターすることができる。3番目の画面は各ポートにつながったデバイスをモニターしている様子だが、ケーブルの給電能力の情報も表示される。4番目の画面は、対応デバイスならデバイス機種名まで表示してくれるというもの(テスト機能)。ケーブル、PD充電タイプ、デバイス名までわかるって、楽しい♪
製品トップ画面の右上の設定ボタンを押すと、さらに細かい情報やコントロールにアクセスできる。ほかのPRIMEシリーズ充電器と同様に、画面表示の明るさまで細かく設定可能。充電モードはややわかりにくいが、アプリから扱えば直感的に「あぁそういうコトね」と理解できる。なお、言語は英語、中国語、日本語、ドイツ語に対応しているが、これはAnker Prime Charger (160W, 3 Ports)のディスプレイに表示される言語だ。アプリで設定するまでは英語表示だったが、アプリで日本語を指定すればディスプレイ上でも日本語の表示となる。
PRIMEシリーズ充電器は、そこそこ頻繁にファームウェアアップデートが実施される。基本的にはアプリと製品をBluetooth接続すれば自動的にアラートが表示されるので、Ankerアプリを利用している多くのユーザーは最新ファームウェアで充電器を使っていることだろう。なお、充電器にはそれぞれ任意の名称を付加できる。複数のPRIMEシリーズ充電器をアプリ経由で使った場合、「どの充電器がドレだっけ?」と迷うこともあるが、それぞれに覚えやすい名前を付けておくとよりスムーズに使えるようになる。

 やや余談だが、Anker Prime Charger (160W, 3 Ports)とAnkerアプリを組み合わせて使ったときの使用感について、俺的にはほかのどのAnker製充電器やバッテリーよりも、このAnker Prime Charger (160W, 3 Ports)とAnkerアプリの組み合わせがわかりやすくスムーズに使えると感じた。またタッチ操作は(ほかUSB充電器製品にあるダイヤル操作よりも)直感的に使えるので、この点も非常に好印象だ。

 というわけで、想像をずっと超えてきたAnker Prime Charger (160W, 3 Ports)の機能性とおもしろさ。値段は高かったが、俺としては満足度も非常に高い製品となった。しっかり使えて、さらに好奇心や満足感まで満たしてくれるようなUSB急速充電器を探しているなら、ぜひ一度Anker Prime Charger (160W, 3 Ports)をチェックしてみてほしいッ!!!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。