三井公一の「スマホカメラでブラブラ」
他のスマートフォンと一線を画すカメラライク! ソニー「Xperia 1 VII」の魅力とは
2025年6月17日 00:00
Xperiaフリーク待望の新モデル「Xperia 1 VII」が登場した。最も劇的な進化を遂げたのが超広角カメラだ。大型化したセンサーは、評価の高いXperiaの画質をより一層磐石なものにしてくれるのかが興味深い。なお端末の特徴や詳細スペックなどは、本誌別記事を参照いただければと思う。
| 項目 | 内容 |
| 16mm(超広角) | 有効画素数約4800万画素(記録画素数約1200万画素)、F値2.0、1/1.56型センサー Exmor RS for mobile |
| 24mm(広角) | 有効画素数約4800万画素(記録画素数約1200万画素)、F値1.9、48MP高画素撮影モード時は記録画素数約4800万画素、1/1.35型センサー、2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー Exmor T for mobile |
| 85-170mm(望遠) | 有効画素数約1200万画素、F値2.3-3.5、ZEISS T*コーティング |
本機の特徴として、映像撮影時にAIを駆使した「AIカメラワーク」が活用できる。強力な手ブレ補正や被写体のトラッキングがうれしいところ。
ここで「Xperia 1 VII」各画角の写りを見てみよう。どの焦点距離も精細感があり、「デジタルカメラ」ライクなナチュラルな描写で好感が持てた。
「Xperia」といえばやはり物理的なシャッターボタンだろう。指がかりがよく、絶妙なタッチのそれは「写真を撮る」という行為を盛り上げてくれる。
横位置での撮影時には、しっかりと端末をホールドしながらシャッターを切ることが可能。また最大2TB対応のmicroSDカードスロットも搭載している。
「Xperia 1 VII」でブラブラ実写スナップ
スリムかつシンプルな端末形状だが、撮影時のホールド感はなかなかよく、シャッターボタンを使ってのスナップ撮影が快適だった。センサーがアップデートされた超広角カメラの描写力も向上し、ウルトラワイドからデジタルズーム域まで、他のスマホと違った「デジタルカメラライク」な味わいの撮影が楽しめた。
「Xperia 1 VII」まとめ
「Xperia 1 VII」は、特に超広角カメラのアップデートが非常に魅力的だった。低照度シーンでもその実力を存分に感じることができた。
また、流行のスマートフォンとは一線を画す、デジタルカメラライクな自然で豊かな描写は、「写真的」な表現を求めるユーザーには深く響くことだろう。
私自身も、もしこの「Xperia 1 VII」を手に入れたら、コンパクトデジタルカメラの代わりに日常使いしてみたい、と強く思わせる一台であった。































