みんなのケータイ

Fitbitアプリから刷新された「Google Health」アプリのAI機能を試す

 5月19日から順次、旧Fitbitアプリが「Google Health」アプリに移行しています。Fitbit Airが発売されたタイミングに合わせてのアップデートで、iOS向けアプリにもアップデートが配信されているので、これからグーグル系の健康管理アプリを試す場合は、基本的にGoogle Healthアプリを使うことになります。

ウィジェットも用意されている

 Google Healthには、無料で利用できる範囲に加えて、有料サブスクリプション「Google Health Premium」が用意されています。月額1580円、年額1万3000円と健康管理系のアプリとしてはややお高め。

 ウォッチやバンド、リングといったウェアラブルデバイスを並行利用することを前提に考えると、デバイス購入代+サブスク料金が発生するため、やや手痛い出費になりますが、「Google AI Pro」および「Google AI Ultra」であれば、追加料金なしで利用できます。

 無料で利用できる範囲のアップデートとしては、Fitbitアプリからデザインが刷新され、カラフルなグラフが表示されるようになり、欲しい情報が可視化しやすくなっています。ダッシュボードは自分好みにカスタマイズできるので、気にしているポイントをすぐに確認できるようにもできます。

 取得できる情報は使用するウェアラブルデバイスに依存する部分が大きく、そこまで変わっていません。キャッチーなデザインになったことで、使い始めるハードルがやや下がった程度のイメージです。

 アプリ下部に表示されるタブは「今日」「フィットネス」「睡眠」「健康」の4つに分かれており、それぞれがわかりやすくまとめられているのもポイント。Fitbitアプリは単調なデザインで、どこに何が表示されているのかがいまいちわかりにくかったので、とっつきやすくなったのは素直にいいところでしょう。

 Google Healthアプリの見どころは、やはり有料プランに加入した際に使える「Google Healthコーチ」でしょう。ざっくりと言えば、Geminiがコーチとなり、健康管理のアドバイスをしてくれたり、相談に乗ってくれたりするものです。

 昨今はAIをいかにパーソナライズするかで競争が行われていますが、今回は健康面から個人に寄り添おうというアプローチです。

 Google Healthコーチの使い方は、まずユーザーのライフスタイル、目標などをチャット形式で伝えます。これらをもとに、Geminiがユーザーに合った運動目標などを設定してくれるので、あとは収集したデータに基づいて、それを達成できたのか、どれくらいの進捗だったのかといった形で、毎日アドバイスをくれたり、ほめてくれたりします。

 コーチとのやり取りは、「今日」タブにある「コーチに質問」を開くことで、自発的に開始することもできます。目標を変更したい場合や、運動を習慣づけるためのアドバイス、その日のワークアウトの作成なども可能な、簡易的なパーソナルトレーナーのように活用できます。

 肝心のやり取りですが、自然な日本語で会話ができるのはありがたいところ。GeminiをはじめとするAIチャットサービスを利用している人であればご存じでしょうが、AIとの会話は非常にスムーズになっています。

 個人的には、コーチの話が長い、かつしつこいのがやや鬱陶しく感じるシーンもあります。こちらの質問をもとに、より体の状態、心意気を把握しようと意気込んでいるようで、質問をどんどん重ねてくるイメージです。

 自分のためにプランを考え、アドバイスをしてくれているのは重々承知の上で、もう少し簡潔に答えてくれるようにカスタマイズができるといいなと思います。久しぶりに、「勉強したの?」としつこく聞かれる感覚を思い出しました。

 これは人によるところも大きいでしょうが、1人で健康目標に向かって運動を続けたり、睡眠習慣を身につけるのが難しいという人にとっては、いい話し相手になってくれるのがGoogle Healthコーチの魅力でしょう。