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"MVNO"としてのJALとANA、特典から考える経済圏の選択肢

 昨年、MVNO業界に彗星のごとく現れたJALモバイル。

 サービス内容などはすべてIIJmioをベースとしながら、マイルが貯まりやすいMVNOということで、すぐに契約してしまった。MVNOの老舗であるIIJmioという安心感、さらにマイルだけでなく、特典航空券も手に入れやすくなるということで、満足度はかなり高い。

 特典航空券「どこかにマイル」の交換は同一年度内に1回のみということなので、この3月末に慌てて交換した。しかし、のんびりと旅に出かけられる日程がなく、とりあえず、毎日のように「どこに行こうかな」とサイトとカレンダーをにらめっこしている。

 JALモバイルを満喫していたら、ANAが3月24日から「ANAモバイル」を開始した。

 どちらかといえばANA派だったりもするので、こちらも即契約した。

 契約する前にまず気になったのが「どこがMVNEなのか」という点だ。
サイトのデザインや料金、サービス内容、よくあるご質問などもくまなく調べてみたが、電気通信事業者の名称としては「ANA X」となっており、どこが背後についているか、さっぱりわからないようになっている。

 ただ、取材をすると、どうやら老舗で安心感のあるMVNOなんじゃないかなぁという感じだ。

 ANAモバイルの最大の特長は基本料金、通話定額オプション、データチャージなど、すべてに対して20%のマイルが貯まる点だ。数日しか使っていない3月分の請求が上がっていたが、請求額が3517円なのに対して、542マイルが付与されていた。ちなみにこの金額は事務手数料として3300円が含まれているのだが、新規契約時は500マイルが付与されるようになっている。

 仮にNTTドコモ「ahamo」と同じく月に30GB、5分のかけ放題を着けた場合は月額3250円となる。ただし、ここに月に650マイルが貯まるため、マイル大好きな人にとってはかなり魅力的と言えるだろう。

 仕事柄、4キャリアすべて契約し、MVNOもいくつか契約しているが、最近は既存プランも値上げされるなど、回線の維持も大変になってきた。

 特にMNOの料金プランは「経済圏ありき」となっており、ゴールドカードや複数回線、光回線を契約して割引され、ようやく全面に出ている金額になったりする。

 その点、ANA経済圏もANA Payがあり、クレカがあり、さらにクレカを年間300万円以上、決済しないと、ラウンジに入れなくなるといった「改悪」が目立っている。

 ただ、個人的には4キャリアの経済圏に支払いを分散させるよりも、ANA経済圏にどっぷり浸かった方が、海外や国内出張時のメリットが大きいと判断している。

 ANAモバイルで効率よくマイルを貯めつつ、MWCなどの海外出張時に特典航空券を使うなど、付与されるポイント以上の価値を手に入れていこうと思う。