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KDDI、2025年度は増収増益 不正会計など影響も「実力値」は好調
2026年5月12日 16:47
KDDIは、2025年度の通期業績を発表した。売上高は6兆719億1500万円(前年同期比4.1%増)、営業利益は1兆991億2500万円(同1.1%増)、最終利益は7071億1200万円(同7.9%増)となった。直近の第3四半期に下方修正された通期予想(営業利益1兆900億円)をやや上回る水準で着地した。
パーソナル事業を中心に一時的なマイナス要因が影響した。スマートフォン販売数の減少による端末売上の低下などに加え、過去の短期解約者による契約コストの減損(482億円)、子会社で発覚した不正会計に伴う資金流出(171億円)が響き、同事業の営業利益は8283億円(2.1%減)と減益になった。
一方でKDDIによると、これらの契約コスト減損や不正会計に伴う流出影響を除いた事業本来の「実力値」で見ると、全体の営業利益は1兆1643億円(同6.0%増)にのぼった。通信料金値下げの影響をこなし、LTV(顧客生涯価値)重視の取り組みなどで、モバイル収入が増収に反転したほか、ビジネス事業でのIoTやデータセンターなどDX関連が二桁増益を達成している。
あわせて発表された2027年3月期の連結業績予想では、売上高が6兆4100億円(前年比5.6%増)、調整後営業利益が1兆2100億円(同5.0%増)を見込む。また、トヨタ自動車および京セラからの株式売却意向を受け、株主還元の強化を目的に上限3000億円(上限1億4600万株)の自己株式の取得と、消却前発行済株式総数の4.31%に相当する自己株式の消却を実施することも発表した。
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