みんなのケータイ

大掃除で掘り出したいらないケーブル、モバイルバッテリーなどはApple Storeで回収してもらうと楽ちん

 自宅に、使っていないケーブルやACアダプターといった周辺機器が眠っているという人は多いのではないでしょうか。

 スマートフォンやPCを買い替えるたびに増えるだけでなく、高速データ伝送ができるケーブルを別途購入したりと、何かとたまりやすいのが周辺機器の難点です。「いつか使うかも」と考え、予備として取っておいたままのものが、大掃除のタイミングで見つかるといったケースもあるかと思います。

 職業柄、デバイスを買う機会も多いので、筆者も例に違わず、溢れる周辺機器は悩みの種でした。パートナーに「もういい加減整理しなさい」と怒られ続けたこともあり、試しにさっと確認したところ、もはや使い道のない、Micro USBケーブルやLightningケーブルまで、目を見張るほど出てきます。

今回持ち込んだ製品の一部。これで一部です……

 ケーブルやACアダプターはともかく、困ったのが古いモバイルバッテリーです。近年は発火のリスクなどが度々報じられているように、劣化したリチウム電池を自宅に置いておくのはなかなか恐ろしいもの。

 いつ買ったかわからないほど古いものだとリスクは高まりますが、使わなくなり、存在自体を忘れてしまうのが何よりも怖いので、ひとまず「古いデバイスを持っているか」の確認をすることを強くおすすめします。

 さて、モバイルバッテリーや、以前使っていたスマートフォンといったデバイスの難点は、捨て方がわかりにくいこと。自治体によって回収方法は異なりますし(そもそも異なるのが問題でもあるのですが)、回収自体を行っていないケースなどもあり、捨てたくても捨てられないと困っている人もいるはずです。

 そんな人に紹介したいのが、Apple Store直営店での取り組みです。筆者も取材をするまで把握しきれていなかったのですが、Apple Storeではスマートフォンやタブレットの下取りだけでなく、不要なデバイスのリサイクルにも対応しており、自宅にあるいらないケーブルやモバイルバッテリーを引き取ってくれます。

 ありがたいのが、アップルの純正製品ではないデバイスも、しっかりと回収してくれる点です。Apple Storeに行ける人に限られるため、「全国どこに住んでいる人でもおすすめ」とは言い難いのですが、機会があればぜひ不用品を持ち込んでみてください。

 取材にて有益な情報をゲットした筆者も、後日、大掃除を兼ねて不要なケーブルやACアダプター、モバイルバッテリーといったデバイスをまとめて持ち込んだところ、さっと内容物を確認し、スムーズに引き取ってもらえました。

 よほど変わったものを持ち込まない限りは、その場ですぐに回収してくれるようで、Apple Storeの滞在時間は5分程度で済みました。

 ちなみに、筆者の手元にはなかったので、今回は持ち込めていませんが、電源が入ることを確かめる必要があるようなデバイス(iPhoneやApple Watchなど)は、状態によって、リサイクルではなく下取りの対応になるとのこと。

 下取り額は、新しいデバイスを購入する際に充当できるほか、購入するデバイスがない場合は、Appleギフトカードとして受け取ることもできます。下取りというと、デバイスを買い替える際に利用するものというイメージが強いだけに、いつでも査定してくれることも広く知れ渡ってほしいところです。

デバイスを下取りに出す場合は、その場で査定してくれます。こちらは取材時のイメージ画像

 このようなリサイクル、下取りといった取り組みは、直営店を構え、2030年までに全ての製品をカーボンニュートラルにするという目標を掲げるアップルならではとも言えますが、多くのメーカーが追従し、誰でも使わなくなったデバイスをすぐにリサイクルに出せる環境が整ってほしいと感じています。