みんなのケータイ

プッシュ通知は「最初からオフ」派? いいえ、私は「音だけ消してなるべく全部見る」派です
2025年12月22日 00:00
2025年も残り10日ほどになりましたね。振り返ってみますと、やはりAIの1年だったな、というのが実感です。新興技術(3DプリンターとかVRとか)には浮き沈みやら幻滅期やらといった話題が付きものですが、少なくともChatGPTがリリースされた2022年11月以降は、パーフェクトな右肩上がりが続いていると感じます。
そんな中で気になるニュースが。GoogleのPixelスマートフォン向けに提供されるソフトウェアアップデート「Pixel Drop」によって、AIがプッシュ通知を要約してくれるというではありませんか。
ただ、ヘルプ記事を読む限り、この通知要約はいまのところ英語限定でした。これはまあいつも通りの話ではありますので、忍耐強く待ちます。
しかしプッシュ通知って、最初からオフにしている方は多いかもしれませんね。軽い気持ちで通販サイトのアプリを入れてみたら、腰抜かすほど通知が届きまくってウンザリ……っていうのは2010年代前半の“あるある”でした。
今の筆者はと申しますと、メインで使っているPixel 10 Proではなるべく全部のプッシュ通知をオンにして、端末に届くようにしてあります(仕事柄、アプリの出来不出来を研究したいので)。ただし、大半のプッシュ通知で着信時に音が鳴らないようにする「サイレント」設定にしています。
この方法は、設定の調整がカンタンなのが気に入っています。実際に届いた通知を長押しすると、画面が切り替わらずにその場で「デフォルト」「サイレント」のどちらかを選べます。
言うまでもなく、ここで「サイレント」を選べばOK。通知はその後も継続しますが、次回以降は音が鳴りません。本体設定がマナーモード(サイレントモード)かには依存しません。
デフォルトかサイレントかの設定は、アプリごとに設定されている通知種別ごとに行います。たとえばYouTubeアプリなら、「登録チャンネル」の通知はオフにして、「ライブ配信」はオンにできます。
このせいで慣れないうちは「一度サイレントにしたのにまた通知しやがって!」と頭にくる時もあるかもしれませんが、とにかく“通知を長押し”すればすぐ設定できますので、どうぞ冷静に。逆に、アプリによっては通知に種別がなく、分けたくても分けられないケースがあります。
プッシュ通知一覧では、通常設定のままの通知と、サイレント設定された通知が区別されます。なので重要・非重要な通知を混同する心配はないでしょう。
この流れですと、インストールアプリが増えればプッシュ通知も増えます。これを1個1個タップしてはいきません。メールマガジンと同じで、タイトルだけ読んで判断し、興味なければスワイプして削除する。それだけです。
通知数が二十数個を超えてくるとスワイプすら面倒なので、その時は通知一覧最下部の「すべて消去」で全削除できますし、もし間違って消してしまったら、「すべて消去」の隣にある「通知履歴」アイコンから、直近の履歴を確認できます(通知履歴機能をオンにしておく必要あり)。
今回、iPhoneに似た機能がないか調べてみたのですが、少なくとも「通知を長押しして即設定」はできないようです。通知メニューを掘っていき、「サウンド」のオプションをオフにすれば実質的に同じ体験にはなります。
プッシュ通知はスマホにとって当たり前の機能すぎて、改めて顧みられるケースは少ないかもしれません。とはいえ、冒頭で触れたAI要約機能のように、改善の試みは続いています。OSレベルで一旦許可してから通知開始というのも当たり前になりました。「フォーカス」モードも、プッシュ通知にまつわる悩みを緩和するための方策でしょう。
もし、毎日使っているようなアプリの通知を完全にオフにしているようでしたら、試しにオンにしてはいかがでしょう? 意外と快適な利用感が得られるかもしれませんよ。







