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アップルの決算発表、第4四半期として過去最高の売上
「iPhone Air」の販売数や減産についてはコメントせず
2025年10月31日 15:10
米アップル(Apple)は、2025年度第4四半期の決算を発表した。iPhone事業は7〜9月期として過去最高の売上となったほか、サービス事業でも過去最高の売上となった。また、会社全体の7〜9月期の売上高は過去最高の1025億ドル(約15兆7850億円)を記録した。
製品カテゴリー別の売上は、iPhoneが490億2500万ドル(約7兆5510億円)で、前年同期比で+6.1%、Macは87億2600万ドル(約1兆3440億円)で前年同期比+12.7%、iPadは69億5200万ドル(約1兆70億円)で前年とほぼ同額、ウェアラブル、ホームおよびアクセサリーが90億1300万ドル(約1兆3880億円)で、前年同期比-0.3%、サービスは287億5000万ドル(約4兆4275億円)で前年同期比+15.1%となり、カテゴリー別で最も増加した。
エリア別の売上は、北米が441億9200万ドル(約6兆8000億円)で前年同期比+6.1%、欧州が287億ドル(約4兆4200億円)で前年同期比+15.2%、中華圏が約144億9300万ドル(約2兆2320億円)で前年同期比-3.6%、日本が66億3600万ドル(約1兆2200億円)で前年同期比+12%、その他アジア地域が84億4200万ドル(約1兆3000億円)で前年同期比+14.3%となった。
「iPhone Air」の販売数や減産に関するコメントはなし
一部報道で販売不振が報じられている「iPhone Air」について、「iPhone 17」シリーズにおける販売割合、特定のエリアにおける「iPhone Air」の販売状況、今後の生産体制などについて、具体的な言及はなかった。
CEOのティム・クック氏は、「iPhone 17」シリーズの発表後の、供給を上回る需要があると述べた上で、エントリーモデルとプロモデルの供給が需要に追いついていないことを認めた。
これには、Appleが「iPhone 16」シリーズの製造台数が需要に満たなかったことをも含まれており、十分に製造をしていればもっと多くの販売ができたという。ただし、具体的に何台の製造を行ったかは公開していない。また、第4四半期末で大量の予約注文が残っているという。
