みんなのケータイ

身近な製品だけど取扱注意、不要になったモバイルバッテリーを処分しました
2025年7月25日 00:00
今年の夏も本当に暑いですね。そんな中で、ふと気になってしまうのがモバイルバッテリーの扱いです。私は以前、クルマの中にうっかり置きっぱなしにしかけたことがあり、それ以来、夏になるとそのことを思い出して気をつけるようにしています。
7月8日から、モバイルバッテリーを飛行機に持ち込む際のルールも少し変更になったようです。
預入荷物に入れたらダメというこれまでのルールに加えて、手荷物として持ち込む際も、頭上の収納棚には入れず、座席前のポケットや手持ちなど、目の届くところで保管する必要があるとのこと。機内で充電する場合も、常に確認できる状態でとアナウンスされていました。
今やスマホは生活になくてはならない必需品。使用頻度が増えれば、外出先でバッテリーが足らなくなるということも起こります。私もしょっちゅうバッテリー切れになってしまうのですが、バッテリーの大容量化といっても限度があるし、モバイルバッテリーを持ち歩くしかありません。
でも、モバイルバッテリーに限ったことではないですが、リチウムイオン電池には発火のリスクがあるんですよね。モバイルバッテリーは、リチウムイオン電池の塊。容量も大きいから、特に注意が必要だと感じています。
実際に東京消防庁のサイトを見ると、令和5年の製品用途別の火災状況では、モバイルバッテリーから出火した火災が、他製品に比べて群を抜いて多くなっています。こんなにも身近な製品ですが、取扱注意な製品でもあることを改めて肝に銘じる必要があると思いました。
こんな風にモバイルバッテリーのことをあれこれ書いているのは、最近、古くなったモバイルバッテリーをいくつかまとめて処分したからです。
USB Type-Cの台頭によって出番のなくなってしまった、microUSBで充電してUSB Type-Aで出力するタイプのモバイルバッテリー。ずっと引き出しに眠っていたのですが、先の飛行機のルール変更のニュースをきっかけに、衝撃や高温だけでなく、経年劣化もリスクになると気づき、処分することにしたのです。
といっても、簡単には処分できないのがモバイルバッテリー。自治体や家電量販店などが設置している、回収ボックスに持ち込む必要があります。
さらに持ち込みの際のルールも、自治体やお店によって違うようなので、事前にホームページ等で確認した方が良さそうです。
たとえば筆者の暮らす自治体では、区役所などの指定場所に回収ボックスが設置されていて、膨張などの破損がない製品については、電池を使い切った状態でテープなどで絶縁をした上で、そこに入れて良いということでした。今回はありませんでしたが、もし膨らんでしまった製品がある場合は、清掃事務所に持ち込むように指示されていました。
区役所に行ってみると大きな回収ボックスが用意されていて、無事、古いモバイルバッテリーを処分することができました。少し中を覗いてみると、みんなちゃんとテープで絶縁されていて、なんだかちょっとうれしくなりました。不燃ごみなどに紛れていて、清掃会社の人がけがをする事故も多いと聞いたからです。
何度も書きますが、モバイルバッテリーは身近だけど、取扱注意な製品。私もセールなどで手軽に購入してしまいがちなのですが、処分するのも大変ということ肝に銘じて、購入する際も慎重に選ばなければと、改めて思った次第です。



