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JR山手線のモバイルバッテリー発火でcheeroが謝罪、「ほかの製品は安全性に問題なし」

 ティー・アール・エイ(cheero)は、20日にJR東日本の鉄道車両内で発火したモバイルバッテリーが、同社製の「cheero Flat 10000mAh」だったと発表した。同製品は、発煙・発火する可能性があり、リコール対象として回収を受け付けている。

 20日、JR東日本の山手線車内でモバイルバッテリーが発火する事案があった。ティー・アール・エイが、発火したバッテリーの現物を確認したところ、同社が過去に発売した「cheero Flat 10000mAh」だったことがわかった。同製品は、発煙・焼損する可能性があるとして、2023年から回収を受け付けており、販売はすでに終了している。

cheero Flat 10000mAh

 ティー・アール・エイのWebサイトによると「cheero Flat 10000mAh」とそのほかの製品は、製造委託先が異なる。そのため、焼損・発煙の可能性は「cheero Flat 10000mAh」に限られ、ほかの製品の安全性は確保されているとしている。

 同社では、今回の事案を謝罪するとともに「消防および関係各所と連携し、原因の究明と再発防止に努めてまいります。また、今後はこれまで以上に製品管理および品質管理体制の強化に取り組み、より一層の安全性と信頼性向上を目指してまいります」としている。

 手元に「cheero Flat 10000mAh」がある場合、ティー・アール・エイ(cheero)のWebサイトから回収と返金を依頼できる。