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au回線契約を5Gから5G SAへ切替。いざ「au 5G Fast Lane」へ

 この5月、auの料金プランで動きが色々とありましたね。値上げ、通信機能強化、サブスク(Pontaパス)のバンドルなどの要素が複合しており、顧客側の評価・反応はさまざまでしょう。

 筆者はこの春、料金プランに対するポイント10%還元施策に目が眩み、au PAYゴールドカードを契約してしまったので、しばらくはもう一蓮托生。au研究を改めて始めるくらいの気構えで、各サービスを使い倒してやると決意したところです。

au回線契約を5Gから5G SAへ切り替えてきました。これにともなってSIMカードも交換です。全ては「au 5G Fast Lane」のため

 そんな訳で、普段使っているau回線契約には色々と手を入れました。

 まず料金プランは「ピタットプラン 5G」(3段階定額制で最大時は7GBで月額が6765円。筆者は1GBまで3465円のステップに抑え、普段のパケット通信は別途契約しているIIJmio回線をデュアルSIMで利用)から、7月スタートの新プラン「auバリューリンクプラン」(月額8008円)への変更を予約しました。

 このauバリューリンクプランにおける目玉機能が「au 5G Fast Lane」でしょう。混雑時でも快適にデータ通信が利用できると説明されています。

 個人的には、ランチタイムのオフィス街における通信混雑がなにかと気になるため、その緩和・解消につながってほしいと祈念しています。

 ただ、auバリューリンクプランを契約しているからといって、それだけでau 5G Fast Laneは有効化されません。対応スマホを用意し、さらにその上で回線契約を5G SA(Stand Alone)に切り替えねばなりません。

 そして、この切換は有償です。お値段は3850円。微妙に高い! LINEMOの10GBプラン(月額2090円)約2カ月契約できますね(笑)。

 ですが、乗りかかった船です。不満タラタラではありますが、近所のauショップで手続きしてきましたよ、えぇ。ちなみに、これまで筆者は5G契約でしたが、これを5G SA契約にするにはSIMカードを物理的に交換しなければなりません。そのためのauショップ訪問です。

 auショップへは、前日に来店予約をしておいてから訪問しました。店員さんに「5G SA? なにそれ?」と言われることもなく、正味15~20分ほどで作業終了。手数料は後日、携帯電話料金と合算請求されるそうです。

交換したSIMカードの裏面。丸に囲まれて「11」と数字が記載されています

 SIMカード交換を伴う手続きは恐らく3~4年ぶりくらい(最近はeSIMばっかり使っていたため)でしたが、その間にSIMカードの台紙の作りが変わっていました。以前はクレジットカードサイズだったはずですが、これが半分の大きさに。

 KDDIの発表によると、2024年6月に、このハーフサイズのSIM台紙の導入がはじまったそうです。

 カード台紙には名称として「au Nano IC Card 05 HALF」と記載がありました。一方、5G SA云々の刻印などはなし。5Gと5G SAで部材をわざわざ変えるようことは、今の時代もうやらないのでしょうね。

SIMカードの台紙も、最近はコンパクト化していました。名称は「au Nano IC ard 05 HALF」

 5G SA契約であれば、基地局側の5Gコア設備を利用できるため、料金プランやオプション設定に関わらず(つまり7月のau 5G Fast Lane開始を待たずしても)、通信快適化の恩恵があるはずですが……今のところ実感はありません!

 まぁ契約して日が短いですし、筆者の生活圏の5Gエリア化率がまだまだですから、致し方ないでしょう。夏休みシーズンになりましたら、渋谷のスクランブル交差点あたりへ行って、「この5G SAすごいよ! さすが5Gのお兄さん!」と心の中で呟きたいと思っておりますので、auのインフラ担当者の皆様、どうぞよしなに。

auのマイページを確認すると、一応契約種別は「5G SA」となっています。使い勝手の差が、これから出てくるはず!