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LINE Pay完全終了に先駆けて、「Visa LINE Payプリペイドカード」が1月30日で利用不能に~急いで残高を使い切る
2025年1月23日 00:00
決済サービス「LINE Pay」の終了が発表されたのは、昨2024年6月13日のことでした。完全な終了は本年(2025年)4月30日ですが、発表以後、各機能の段階的な停止が進んでおり、すでにユーザー間送金などの機能は利用できなくなっています(画面UI的にはPayPayでの代替が案内されています)。
終了発表の時点では「まぁ、そうかぁ。とはいえまだ半年以上あるし、実害はないかな」くらいの温度感でしたが、さすがに差し迫ってきました。
筆者の場合、LINE Payのバーコードを店頭で見せての決済は、もう3~4年は実行しておらず、もっぱら「Visa LINE Payプリペイドカード」の利用が主体でした。同カードをスマホ上にバーチャル発行し、店頭にてVisaタッチ決済をする。そして3%のポイントバックを得る。ほぼ、これだけが利用にあたってのモチベーションでした。
しかし、同キャンペーンは2024年11月末で終了。今はもう、決済してもポイントは付与されません。そして2025年1月30日の夜23時59分には、「Visa LINE Payプリペイドカード」自体が利用できなくなります。本稿の執筆タイミング的に言えば、残り約10日間です。LINE Payのコード決済を利用しない以上は、この日を境にLine Pay機能を立ち上げる日はグッと減りそうです。
使い切れなかった残高は、法律に基づいた払い戻し、そしてPayPayへの移行も予定されているとのこと。しかし、使うに使えない金銭を遊ばせておくのももったいないので、期日までに使いきりたいところです。銀行口座やセブン銀行ATMへ出金すると、220円の手数料がかかりますからね。
ただ、そこでやっかいないのが「LINE Payへの銀行口座チャージは最低1000円から」という条件です。例えば筆者のLINE Pay残高は1223円ですが、その金額ぴったりの買い物はなかなかできません。ならば2000円の商品を探して、777円チャージして買えばいいか、というと、そうはいかず。なぜならチャージ最低額が1000円だからです。
ただし1000円以上であれば、1001円のような1円単位のチャージは可能です(セブン銀行ATMチャージは1000円、2000円という単位)。これならもう、手数料220円払ってでも出金してしまうか、あるいは時間がかかるがPayPay移行を待つか……。うーむ。
筆者の結論はこうです。筆者が最近よく行くチェーン系鉄板焼き店では、1000円ぴったりのメニューがあり、なおかつ自動券売機がVisaタッチ決済に対応しています。なので1777円チャージし、1月30日までに3回食べることで、1円残さず使い切ることにします。ひいきにしている店がVisa タッチ決済に対応しているなら、こうした手段がベストではないかと。
ちなみにコンビニのセブン‐イレブンあたりでもVisa タッチ決済は使えるそうです。期限間際過ぎて使い道が見つからない方には、頼れる存在かも?
ところで過去記事を振り返ってみますと、LINE Pay開始は2014年12月でしたか。いやあ、結構昔の話ですね……。筆者のLINE Pay利用履歴を掘り返してみたところ、最初に使ったのは2016年8月でした。ただコード決済ではなく、かつて発行されていた物理カード式の「LINE Payカード」による決済だったと記憶しています。
そうです、こんな数年前の決済履歴も確認できるのもLINE Payのいいところでした。しかし、このLINE Pay決済履歴もまた、2025年4月下旬には閲覧できなくなることが明言されています。年がら年中、履歴を見返している人はいないとは思いますが、例えば直近1年くらいの履歴をアテにして帳簿付けするようなケースだと、影響はありそうです。ご注意を!