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駆け込みフィルム交換でピカピカになったGalaxy Z Fold6のメインディスプレイ
【Galaxy Z Fold6】
2025年6月18日 00:00
筆者にとって毎年の恒例行事になりつつあるが、「Galaxy Z Fold6」のメインディスプレイに貼り付けられているフィルムを交換した。経年劣化で、ヒンジ部分から徐々に“浮き”が広がってきたためだ。
折り曲げられるほど柔らかな画面を保護するため、フィルムは最初から貼り付けられているが、可動するとどうしてもズレが発生してくる。
過去のGalaxy Z Foldシリーズも同様で、利用開始から1年前後で浮きが目立つようになってきた。そこまで激しくはがれているわけではないので利用には支障がない一方で、メインディスプレイで動画を見ているとどうしても光の屈折が気になる。
浮きが目立ち始めたタイミングでちょうど山手線に乗っており、たまたま恵比寿駅付近に差し掛かったので、そのまま電車を降り、ドコモショップに駆け込むことにした。
一部のドコモショップでは、Galaxyシリーズの店頭即時修理を実施している。このカウンターがあるドコモショップでは、Galaxy Zシリーズのフィルム交換を無料でやってくれる。
補償サービスの有無は関係なく、Galaxy Zシリーズユーザー向けの定期メンテナンスのようなものだ。
ちなみに、筆者のGalaxy Z Fold6はドコモ版だが、ドコモショップでは、ドコモが販売したGalaxyに加え、サムスン電子のオープンマーケット版も修理してくれる。サムスン直営のGalaxy Harajkuにも行けないことはないが、ドコモショップの方が駅に近く、立ち寄りやすかった。
即日対面修理が可能な箇所はまだ少ないものの、地方に展開しているのも評価できるポイントだ。
その場で思いついてすぐに行動したため、当然ながら予約は取っていなかったが、幸い、Galaxyの修理コーナーが空いていたこともあり、そのまま受け付けてもらえた。目の前でフィルムをバリバリはがされ、裏で新しいフィルムが貼られる。待つこと約10分で、フィルムが真新しくなったGalaxy Z Fold6が戻ってきた。
ドコモショップに入ってから出るまでの時間は、わずか15分ほど。出勤の途中だったが、トータルでも30分程度しかロスしていない。これなら、フィルムがはがれそうになるたびに、気軽な気持ちで立ち寄ることができる。
ただし、いつでもカウンターが空いているとは限らないので、できる人は事前に予約しておいた方がいいだろう。予約なしだと待たされるだけでなく、最悪、翌日以降になってしまうおそれもあるからだ。
フィルムを交換して思ったのは、やはりフォルダブルスマホだとサポート体制が重要だということ。開閉するディスプレイの上にフィルムを貼っているという構造上、やはり回数が多くなると浮きが出てくるのは避けられない。
貼り替えをしてくれたスタッフ曰く、季節も影響するようだ。言われてみれば、確かに湿度が上がってきてから、浮きの進行が速くなった気がする。
その際に、メーカー修理に出すとなると、さすがに手間がかかりすぎる。故障というわけではなく、使えることは使えるスマホのフィルムを貼り替えるためだけに、しばらくの間本体が使えなくなったり、初期化しなければならなかったりするのも面倒だ。対面、かつ即時やってくれる修理拠点は多ければ多い方がいい。こうした点まで考慮すると、ドコモショップを使えるという点は重視したいポイントになる。
ここまで踏まえると、Galaxy Zシリーズは、現状、ドコモかサムスン電子で買うのが最適解になってくる。都内や都内近郊であればGalaxy Harajukuが使えるので、その他のキャリアでもいいが、そうでない環境だと少々厳しい。
auも即日修理はやっているが、サムスン製品が対象なのはau Style SHINJUKUだけ。やはり都内や都内近郊でないと簡単には行けない。
ソフトバンクは現在、サムスンのフォルダブル端末を取り扱っていないので、どうなるかは未知数だが、「Galaxy S25」の流れで次のモデルを販売することは確実視されている。その際に気になるのは、やはりサポート体制だ。メーカーが単独で全国に拠点を拡大していくのはハードルが高そうなので、ぜひキャリアと一緒に広げてほしいと感じた。
また、このような動きが、サムスン以外のメーカーに広がることも期待したい。