「えきねっと」とJRE POINTで成田エクスプレスの特急料金をオトクに購入

　筆者は旅が好きで、ITやモバイル系だけでなく旅行・航空系も取材している関係で、成田空港へ行く機会が多々あります。成田空港へは、自宅が東海道線沿線で停車駅が最寄りということもあり、成田エクスプレスをよく利用しています。

　ですが、この成田エクスプレス、特急ということもあり意外と料金が高いのがネック。たとえば横浜駅～成田空港駅の場合、乗車券が1980円で特急料金が2390円と合計4370円で、往復だと8740円なのでかなりの出費です。

　そんな成田エクスプレスの特急料金をオトクに購入できるのが、東日本旅客鉄道（JR東日本）が提供している、オンラインチケット販売サービスの「えきねっと」。えきねっとでは、「えきねっとトクだ値（チケットレス特急券）」を発売しており、成田エクスプレスの場合、割引で特急券が購入可能。先ほどの横浜駅～成田空港駅の場合、1550円となり、往復だと1680円もオトクになります。

「えきねっとトクだ値（チケットレス特急券）」特急料金が35％の割引に

　えきねっとはWebサービスですが、もちろんスマートフォンからも利用可能。「えきねっとトクだ値（チケットレス特急券）」は乗車したい列車の出発直前まで購入可能なので、駅に着いてからサッと購入できるので便利。

　そのため、成田空港だけでなく、横浜駅～東京駅など、日常の移動でも成田エクスプレスを使いやすくなります。成田エクスプレスの場合、東京駅以西は空いていますし、なによりシート電源があるので、スマートフォンやパソコンを充電しながら移動したいときにピッタリです。

　チケットレス特急券ということもあり、券売機などの発券は不要。えきねっとで特急券だけ購入しておき、改札はSuica（筆者の場合、iPhone 14 Proに登録したSuica）で通過すればオーケーです。最近はJR東日本も有人窓口を減らしているので、スマートフォンでサクッと購入できるのは便利です。

　さらに「えきねっと」は、同じくJR東日本が提供しているポイントサービス「JRE POINT」との連携も可能で、貯まったポイントで成田エクスプレスなどの特急料金や、普通列車のグリーン料金も支払い可能です。

成田エクスプレスをはじめ、各種特急列車の料金としてポイントが使える

JRE POINT特典だと成田空港駅～横浜駅は1280ポイントで交換可能

　筆者の場合、スマートフォン側のSuicaと「JRE POINT」を紐付けているので、普段、鉄道に乗車したり、買い物をするたびにポイントが貯まっているので、成田エクスプレスの特急料金をポイントで支払えば、実質乗車券だけで移動ができるわけです。

JRE POINTは在来線の乗車や駅ナカでの支払いに使っていると、結構貯まる

　ちなみに「えきねっとトクだ値（チケットレス特急券）」は成田エクスプレスのほか、房総方面なら「わかしお・さざなみ・しおさい」、常磐線なら「ひたち・ときわ」も対象。JR東日本エリア在住で、Apple PayのSuicaやモバイルSuicaを使っているユーザーは、JRE POINTとえきねっとを使わないと損とも言えるレベルなので、連携させておきましょう。