DATAで見るケータイ業界
携帯契約数、1~3月期はドコモとソフトバンクが90万前後の増加を示す
グラフで比較するキャリア決算(1)
2022年6月7日 00:00
通信キャリア各社の2022年1~3月期決算が5月中旬までに出揃った。そこで各社の主要数値をグラフ化し比較していく。初回は契約数と解約率に焦点を当てる。
携帯契約数、1~3月期はドコモとソフトバンクが90万前後の増加を示す
2022年3月末時点における各社の累計契約数は、NTTドコモが8475.2万(前四半期比90.7万増)、KDDIが6211.0万(同68.2万増)、ソフトバンク(PHS除く)が4917.2万(同88.5万増)、楽天モバイルが491万(同41万増)となった。4社あわせて約290万契約の増加となった。
ここのところ、楽天モバイルを除く3社の純増はIoTなどの通信モジュール回線に支えられている面が強くなっているが、今期はどうだったのだろうか。
1~3月期に90万前後の増加を示したNTTドコモとソフトバンクについては、NTTドコモの「通信モジュール」が48.5万増、ソフトバンクの「通信モジュール等」が48.7万増なので、純増の半数程度をモジュールが占めていることが分かる。一方、KDDIの「IoT累計回線数」は、海外の数字なども含まれるため参考値としての提示となるが、1~3月期は150万増を記録している。