特集:ケータイ Watch20周年
【今日は何の日】2010年10月6日はドコモが無接点充電のデモを公開した日
2020年10月6日 06:00
2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。
2010年10月6日は、CEATEC JAPAN 2010においてNTTドコモが無接点充電のデモを披露した日です。
これは携帯電話をおくだけでバッテリーが充電できるもので、いまではおなじみの無線充電規格「Qi」に沿った技術でした。「製品化は未定」という当時の担当者のコメントが記事中にみられますが、この後にドコモでは「おくだけ充電」の名称で導入されました。
ワイヤレス充電もここ数年で一気に普及の流れが広まり、安価なワイヤレス充電器も市場に見られるようになってきました。しかし、充電速度などの問題から今でもケーブルで充電するという場面も多いはず。
しかし思い起こせば、フィーチャーフォン時代には、(無接点ではないものの)専用ホルダーに携帯電話をセットして充電していたというユーザーも多かったのではないでしょうか。わざわざケーブルを接続しなくても良い、という点ではフィーチャーフォンのほうが時代の一歩先を進んでいたとも考えられます。
ところで、2020年に開催されたドコモのイベント「DOCOMO Open House 2020」では、次世代充電規格「Wi-Charge」のデモが披露されました。送電範囲は障害物なしで4m。実用化されれば、部屋に入るだけで携帯電話を充電できるようになるのです。いずれ、おくだけ充電のように当たり前の技術になるのでしょうか、今後にぜひ期待したいところです。