レビュー

【2022年12月号】主要MVNO各社のeSIMサービスまとめ

 政府の後押しもあり、多くの事業者が展開しはじめた「eSIM」サービス。今、どんな事業者がeSIMを扱っているのか? 本稿では主要なMVNO各事業者ごとの料金とサービスをまとめてお伝えする。

 本稿における情報は、11月29日時点のものとなる。また、eSIMは対応するスマートフォンでのみ利用できる。契約前に自身が利用している端末がeSIMに対応しているかどうかを確認して欲しい。

IIJmio

 IIJmioでは、「ギガプラン」と「データプラン ゼロ(eSIM)」を展開している。月額料金は1GBで495円~。

データプラン ゼロの料金は月額165円。追加データは1GBにつき330円で2GB~10GBは495円となる。ギガプランでのeSIMは1GBで400円から利用でき、最大で20GB 1500円のプランを利用できる。

 10月25日からKDDI回線で音声通話対応のサービスも新たに開始した。利用料金は音声通話対応の物理SIMと同じ。BIC SIMでも同様のサービスを利用できる。

データプラン ゼロ
容量料金
1GB~495円(165円+330円)~
ギガプラン
容量料金(音声付)
2GB440円(850円)
4GB660円(990円)
8GB1000円(1500円)
15GB1430円(1800円)
20GB1650円(2000円)

mineo

 mineoでは「マイピタ/マイそく」の両プランにおいて、eSIMのオプションを提供している。

 現時点では、KDDI回線を利用するAプランのみの対応で、2023年1月にはNTTドコモ回線のDプランに対応の予定でソフトバンク回線のSプランは対応時期未定という。

容量価格
1GB1298円
5GB1518円
10GB1958円
20GB2178円
使い放題990円(1.5Mbps)
2200円(3Mbps)

日本通信

 日本通信では、合理的プラン各種でeSIMを提供している。eSIMの管理の仕組み上、ドコモ回線のeSIMとの共存はできないという。

 契約時の初期手数料は3300円。物理SIMカードからeSIMへの変更はマイページから受け付ける。eSIMへの変更や再発行の手数料は100円。eSIMからSIMへの変更は3300円。「iPhone」シリーズや一部のAndroidが対応機種として紹介されているが「Rakuten Hand 5G」は利用不可とされている。

容量価格
1GB290円~(従量課金制、1GB追加につき+220円)
3GB2728円
6GB1390円
20GB2178円
20GB(かけ放題)3378円

HIS Mobile

 HIS Mobileは、「自由自在290プラン」においてeSIMを提供している。

 自由自在プランは、1GB 550円からの料金プラン。月間データ通信容量が100MBの場合、料金が自動的に290円に値下げされる。11月より、Amazon.co.jpからも申し込めるようになった。

容量価格
1GB~550円
(100MB未満なら290円)
3GB770円
7GB990円
20GB2190円
50GB5990円

【お詫びと訂正】
 記事初出時、IIJmio(ギガプラン)の2GBプランを誤って1GBと表記していました。お詫びして訂正いたします。