レビュー

「Galaxy Z Fold4」ハンズオンレポート

 サムスン電子が、国内向けに発表したフォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Fold4」。発売日は9月29日。NTTドコモとKDDI(au)から発売される。

 今回はひと足早く実機に触れる機会を得たため、本稿では「Galaxy Z Fold4」のハンズオンレポートをお届けする。

 「Galaxy Z Fold4」は、開くと7.6インチの大画面を利用できるフォルダブルスマートフォン。閉じると背面の6.2インチのディスプレイで片手操作がしやすくなる。

端末外観

よりパソコンライクな操作性

 内側に折りたためる約7.6インチDynamic AMOLEDディスプレイは、1000ニトの輝度で屋外でも見やすくなった。

 新たに搭載するタスクバーでは、パソコンのようにアプリのショートカットなどを画面に配置。よりビジネス利用に特化した機能を備えることができたとしている。

 タスクバーのショートカットは、複数のアプリを同時にマルチウインドウで起動できるものも配置できるため、普段使っているアプリのグループをすぐに呼び出せる。

 「Galaxy Z Flip4」と同様のフレックスモードも搭載されており、ポインター操作でよりパソコンに近い操作性を実現している。

マルチタスク
フレックスモード

カメラ機能

 アウトカメラは、約1200万画素超広角カメラ(F値2.2)と約5000万画素広角カメラ(F値1.8)、約1000万画素望遠カメラ(F値2.4)の3眼構成となっている。

 望遠カメラは、光学3倍、デジタルズームと併用で最大30倍までの拡大をサポート。一方で「どこを拡大しているのかわからない」という声に応えてメインディスプレイを左右に分け、一方をカメラのプレビュー画面に、もう一方でズーム前のプレビューを表示し、ズームしている部分がわかりやすいように改良された。

ズーム時のプレビュー画面

 また、メインディスプレイだけでなく外側のサブディスプレイでもプレビューを確認できる「デュアルプレビュー」機能を搭載している。

 セルフィーはインカメラ(約1000万画素、F値2.2)だけでなく、アウトカメラとサブディスプレイを使って撮影することもできる。

インカメラ、普段は目立ちにくいように画面に合わせて色が変化する
カバーディスプレイでのセルフィーショット

主な仕様

機種名
Galaxy Z Fold4
サイズ
155×130×6.3mm、閉じた状態で155×67×15.8~14.2mm
重さ
263g
チップセット
Snapdragon 8+ Gen 1
メモリー
12GB
ストレージ
256GB
ディスプレイ
約7.6インチDynamic AMOLEDディスプレイ(FHD+、1-120Hz)+6.2インチDynamic AMOLED
アウトカメラ
約1200万画素超広角(F値2.2)+約5000万画素広角(F値1.8)+約1000万画素望遠(F値2.4、光学3倍)
インカメラ
約1000万画素(F値2.2)
バッテリー容量
4400mAh
有線急速充電
25W
防水・防塵
IPX8
NFC/おサイフケータイ
おサイフケータイ対応
SIM
nanoSIM+eSIM