レビュー

「Galaxy Z Flip4」ハンズオンレポート

 サムスン電子が、国内向けに発表したフォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Flip4」。NTTドコモとKDDI(au)、楽天モバイルから発売される。

 今回はひと足早く実機に触れる機会を得たため、本稿では「Galaxy Z Flip4」のハンズオンレポートをお届けする。

 「Galaxy Z Flip4」は、端末に対して水平方向に折りたためるスマートフォン。トレンドに敏感でSNSで発信する若い世代や、Z世代の女性をターゲットにしているという。

 カラーラインアップは、ボラパープルとグラファイト。ドコモとau発売モデルでは、ピンクゴールドもラインアップされる。

端末の外観

ボラパープル
グラファイト
ピンクゴールド
ボラパープル
グラファイト
ピンクゴールド

カバーディスプレイ

 背面に搭載されている1.9インチのカバーディスプレイ(Super AMOLEDディスプレイ)では、本体を閉じた状態でも通知を確認できる。また、メッセージの返信(音声入力や定型文、絵文字)や、登録先にすぐ電話できる「スピードダイヤル」といった新機能も備える。

カバーディスプレイ
通知の確認
タイマー
クイック設定

カメラ機能

 アウトカメラは、約1200万画素の超広角カメラ(F値2.2)と約1200万画素の広角カメラ(F値1.8)の2眼構成となっている。

 「クイックショット」機能は、端末を閉じた状態で電源ボタンを2回押すと、閉じたままカバーディスプレイでセルフィー(自撮り)できるというもの。また、本体を折った状態で机などに置いて撮影できる「フレックスカム(FLEX CAM)」機能も備えている。

 直角だけでなく、鋭角に折ることでローアングルでの置き撮りにも対応。写真や動画の撮影だけでなく、InstagramやFacebook、YouTubeなどのアプリでショート動画を撮影し投稿することもできる。置き撮り時には、被写体がフレームから外れそうになると自動でズームアウトしたり寄ったりする「自動フレーミング機能」が利用できる。

置き撮りモード
カバーディスプレイでセルフィーも撮影できる

フレックスモード

 アプリによっては、2つ折りスマートフォン用のUIを用意しているものがある。たとえば、YouTubeアプリでは、本体を折ってみると上画面で動画が再生され、下画面に詳細などが確認できるようになり、折れ目に動画が入らないように配置が変化する。

 専用のUIが用意されていないアプリで画面下部にコントロールパネルなどを表示する「フレックスモード(Flex Mode)」では、明るさや音量調整ができるパネルのほか、タッチパッドを搭載。画面上部に表示されるポインターをノートパソコンのようにタッチパッドで操作できる。

 加えて、2つのアプリを上下で起動するマルチウインドウ機能も用意されている。

フレックスモード
ポインター操作
明るさや音量調整などができるパネル

主な仕様

機種名
Galaxy Z Flip4
サイズ
165×72×6.9mm、閉じたときは約85×72×15.9mm
重さ
187g
チップセット
Snapdragon 8+ Gen 1
メモリー
8GB
ストレージ
128GB
ディスプレイ
約6.7インチDynamic AMOLEDディスプレイ(FHD+、1-120Hz)+1.9インチSuper AMOLED
アウトカメラ
約1200万画素超広角(F値2.2)+約1200万画素広角(F値1.8)
インカメラ
約1000万画素(F値2.4)
バッテリー容量
3700mAh
有線急速充電
25W
防水・防塵
IPX8
NFC/おサイフケータイ
おサイフケータイ対応
SIM
nanoSIM+eSIM