レビュー
最新版「Google純正チップスセット」を実食――先代のDNAを引き継いだ4つのフレーバーをラインアップ
2022年9月14日 06:00
グーグル(Google)が10月6日に発表するAndroidスマートフォン「Google Pixel 7/7 Pro」には、グーグル独自チップ「Tensor」の次世代版が搭載されるほか、カメラ性能の向上が期待されている。
一方、グーグルの「純正チップス」も2022年最新版が登場。今年は、抽選で2000人に「純正チップスのセット」が進呈される。
編集部には、ひと足先に最新版「Google純正チップス」が到着したので、本稿では「Google純正チップス」のクイックレビューをお届けする。
2022年版は4フレーバーの「チップスセット」
今年の「Google純正チップス」は、4つのフレーバーが用意されており、セットで届けられる。
フレーバーは、「Google Pixel 7/7 Pro」のカラーに合わせた、「爽やかな塩レモン味(Salty Lemon)」「クリーミーなカマンベール味(Snow Cheese)」「コク深いローストオニオン味(Hazel Onion)」「スパイシーなブラックペッパー味(Obsidian Papper)」がラインアップされている。
先代チップスでは、袋でPixelを表現していたが、今回は外箱でPlxelが表現されている。前回は、食べてしまうと記念に取っておくことが難しかったが、今回は外箱にすることで中身を食べてしまっても飾っておける。Plxelファンの声に応えたものかどうかはわからないが、よりPixelの世界を長い間楽しめるようになっている。
また、今回はカメラ位置に注目してみると、フレーバーによってカメラの数が異なっていることがわかる。Pixel 7と7 Proの両方を表現したもので、芸が細かい演出。早くも最新版チップスへの期待度が高まる仕掛けだ。
中身はシンプルな銀色の包装、チップセットを意識してか?
それでは、箱を開封してみよう。スマートフォンを分解するようで気が引けるが、チップスの外装は簡単に開封できた。
中には、銀色の袋に入ったチップスが備わっている。ゆっくりと引き出してみると、先代チップスと比較してシンプルなデザインとなっている。裏側には成分表などの記載はあるものの、表面には文字などの記載はなかった。きっと、スマートフォンのチップセットにより近づけたデザインであるとともに、「外面だけでなく中身にも自信がある」グーグルの決意の表れが感じられた。
ちなみに、フレーバーごとの中袋の違いは、成分表以外確認できなかった。取り間違いには注意したい。
先代より進化したチップスの味わい
前置きが長くなったが、いよいよチップスを試食してみる。
まずは、塩レモン味を開封。開封とともにレモンの香りが際立ち、爽やかな空間が演出される。口に入れてみると、レモンの酸味が口の中に広がり、チップスの油分と調和しすっきりした味わいに仕上がっていた。
続いて、カマンベール(チーズ)味を開封。こちらも、チーズの香りが広がり、早くもチップスへの期待感を高める仕掛けだ。一方で、味はそこまでしつこくなく、筆者と同様に試食した女性は「最初はチーズの香りが強かったが、味はそこまでチーズチーズしていない」とコメント。筆者は、香りでおなかいっぱいになってしまったが、女性でもさくさく食べられそうなバランスよく調整されていた。
3番目にローストオニオン味を開封。やはりこちらもオニオンの香りが強いが、香りはこのローストオニオン味が一番強く感じた。オニオンチップの香りが引き立っており、食欲が増進させられる。味は塩味が効いており、オニオンの甘みよりチップス本来の素材の味が生かされていた。
最後にペッパー味を開封。開封時の香りは、チップスセットの中で一番「プレーンのチップス」らしくシンプルなじゃがいもの香りが広がる。味も、ペッパーが効きすぎていることもなく、バランスのとれた一品。晩酌のお供にいいという声も聞かれた。
先代チップスは、うすしお味のみ用意されており、軽い食感で上品な味わいであったが、今回のチップスでは先代のDNAを引き継ぎつつもフレーバーを複数用意することで、より満足感が感じられるものに仕上がっていた。