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ビックカメラでWiMAX 2+の店頭イベント、MVNOサービスも紹介

 UQコミュニケーションズは、31日にサービスを開始する「WiMAX 2+」の店頭イベントを行った。9時40分から、有楽町の「ビックカメラ有楽町店」で行われたイベントには、UQの代表取締役社長 野坂章雄氏や、ビックカメラの代表取締役社長 宮嶋宏幸氏らが登壇。WiMAX 2+に対する期待やアピールポイントを語った。

ビックカメラ 代表取締役社長 宮嶋宏幸氏
UQコミュニケーションズ 代表取締役社長 野坂章雄氏
ガチャピンとムックも店頭に登場

 ビックカメラの宮嶋氏は、「2009年に『BIC WiMAX』を立ち上げ、業界に先駆け独自プランや、独自ルーターを提供してきた」と、これまでのUQコミュニケーションズとの歩みを紹介。その上で、WiMAX 2+をMVNOとしてサービス提供することについて、「最大110Mbpsの超速サービスを制限なしで提供できることをうれしく思う」と語った。ビックカメラでは、「PC、タブレット、スマートフォン、ゲーム機とさまざまな製品を取り扱っている。いろいろなところに持ち歩くWiMAX 2+は最適なサービス。さまざまなコーナーでご提案していきたい」というように、ケータイ売り場だけでなく、幅広い製品と一緒にWiMAX 2+のルーターを展示していく方針だ。

 これに対して野坂氏は、WiMAXが9月末で427万契約を超えたことや、JDパワーのデータ通信部門で顧客満足度1位になったことを紹介。連続した50MHz幅の帯域を持つ、UQコミュニケーションズの可能性をアピールした。対応ルーターの「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」は、auの4G LTEも利用でき、WiMAX 2+やWiMAXの電波が届かないルーラルエリアでも高速な通信を行える。野坂氏も「最強のルーターと自負している」と自信をのぞかせた。

サービス開始に伴い、店舗入り口のイベントスペースでくす玉が割られた

 ビックカメラのイベントでは、野坂氏の囲み取材も行われた。同氏によると、WiMAX 2+の基地局数は「昨日時点で500局ぐらい設置できた」という。ルーターはauのLTEが利用できることから、「地方でも結構予約が入っていた」という。「auスマートバリュー mine」の効果も出ているというのが、野坂氏の見解だ。WiMAX 2+のノーリミットは2年間という期限付きだが、これについては「2年間の間に考えたい」といい、ユーザーの反響次第によっては、見直される可能性もあることが示唆された。

 WiMAXと同様、WiMAX 2+でもMVNOが参入している。イベントが行われたビックカメラも、MVNOとしてサービスを提供していく予定だ。野坂氏は「短期間で立ち上げたのに、9社についてきていただけた。よくやっていただけたと思う」と感謝の意を表した。

 ビックカメラのイベントにも、UQコミュニケーションズの広告キャラクターなどを務めるガチャピンとムックが登場。WiMAX 2+の速度や、利用量制限がない特徴を(主にムックが)アピールした。

フォトセッションの様子
ビックカメラの店頭には、ルーターと「Surface 2」や「Nexus 7」「Xperia Tablet Z」といったWi-Fi端末がセットで展示されていた。新規契約で端末を大幅に値引く施策も行われている
店舗入り口にはタッチ&トライコーナーが設けられていた

石野 純也