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大阪シティバス全路線にタッチ決済導入 11月1日から

 大阪シティバス、三井住友カード、ジェーシービー、QUADRAC、小田原機器は、クレジットカードなどのタッチ決済による乗車サービスを、11月1日に大阪シティバスへ導入すると発表した。関西国際空港行リムジンバスを除く、路線バス全線が対象になる。

 利用可能な決済ブランドは、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯(ユニオンペイ)。

 タッチ決済には三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用しているとのこと。タッチ決済はクレジットカード以外にも、タッチ決済対応のデビットカード・プリペイドカードや、これらのカードが設定されたスマートフォンなどで利用できる。

 「stera transit」は、「stera」の決済プラットフォームと国際ブランドの非接触決済「タッチ決済」を活用した公共交通機関向けソリューション。

 タッチ決済乗車は、各事業者をまたがる相互直通利用にも対応しており、交通系ICカード同様に利用できるとのこと。関西エリアにおける「stera transit」の導入状況は以下の通り。

導入年導入事業者
2020年11月:京都丹後鉄道
2021年4月:南海電鉄
11月:南海りんかんバス
2022年4月:泉北高速鉄道
10月:神姫バス
2023年4月:奈良交通
2024年4月:大阪モノレール・みなと観光バス・神戸市地下鉄・神戸新交通・神戸電鉄
10月:Osaka Metro・近畿日本鉄道・阪急電鉄・阪神電気鉄道・神戸高速鉄道
2025年2月:熊野御坊南海バス
3月:北大阪急行電鉄・阪急バス・能勢電鉄
4月:山陽電気鉄道・Osaka Metro(万博周遊バス)

 タッチ決済履歴の確認は、QUADRACの「Q-move」サイトにアクセスし、マイページの会員登録手続きをおこなうと確認できる。

 大阪シティバスにおけるタッチ決済のサービス提供において、各社は以下の役割をもつという。

会社名役割
大阪シティバス株式会社バス運行、タッチ決済対応設備の整備、タッチ決済を活用した企画の実施
三井住友カード株式会社プロジェクト統括、キャッシュレス決済導入支援、stera プラットフォーム提供(stera transit)、Visa、Mastercard、銀聯のタッチ決済に関する導入支援・認知プロモーション
株式会社ジェーシービーキャッシュレス決済導入支援、JCB および American Express、Diners Club、Discover のタッチ決済に関するソリューション提供・認知プロモーション
QUADRAC 株式会社交通事業者向け決済および認証に関する SaaS 型プラットフォーム“Q-move”の提供
株式会社小田原機器キャッシュレス決済用端末およびシステムの開発・提供