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大阪シティバス全路線にタッチ決済導入 11月1日から
2025年9月1日 16:17
大阪シティバス、三井住友カード、ジェーシービー、QUADRAC、小田原機器は、クレジットカードなどのタッチ決済による乗車サービスを、11月1日に大阪シティバスへ導入すると発表した。関西国際空港行リムジンバスを除く、路線バス全線が対象になる。
利用可能な決済ブランドは、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯(ユニオンペイ)。
タッチ決済には三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用しているとのこと。タッチ決済はクレジットカード以外にも、タッチ決済対応のデビットカード・プリペイドカードや、これらのカードが設定されたスマートフォンなどで利用できる。
「stera transit」は、「stera」の決済プラットフォームと国際ブランドの非接触決済「タッチ決済」を活用した公共交通機関向けソリューション。
タッチ決済乗車は、各事業者をまたがる相互直通利用にも対応しており、交通系ICカード同様に利用できるとのこと。関西エリアにおける「stera transit」の導入状況は以下の通り。
| 導入年 | 導入事業者 |
|---|---|
| 2020年 | 11月:京都丹後鉄道 |
| 2021年 | 4月:南海電鉄 11月:南海りんかんバス |
| 2022年 | 4月:泉北高速鉄道 10月:神姫バス |
| 2023年 | 4月:奈良交通 |
| 2024年 | 4月:大阪モノレール・みなと観光バス・神戸市地下鉄・神戸新交通・神戸電鉄 10月:Osaka Metro・近畿日本鉄道・阪急電鉄・阪神電気鉄道・神戸高速鉄道 |
| 2025年 | 2月:熊野御坊南海バス 3月:北大阪急行電鉄・阪急バス・能勢電鉄 4月:山陽電気鉄道・Osaka Metro(万博周遊バス) |
タッチ決済履歴の確認は、QUADRACの「Q-move」サイトにアクセスし、マイページの会員登録手続きをおこなうと確認できる。
大阪シティバスにおけるタッチ決済のサービス提供において、各社は以下の役割をもつという。
| 会社名 | 役割 |
|---|---|
| 大阪シティバス株式会社 | バス運行、タッチ決済対応設備の整備、タッチ決済を活用した企画の実施 |
| 三井住友カード株式会社 | プロジェクト統括、キャッシュレス決済導入支援、stera プラットフォーム提供(stera transit)、Visa、Mastercard、銀聯のタッチ決済に関する導入支援・認知プロモーション |
| 株式会社ジェーシービー | キャッシュレス決済導入支援、JCB および American Express、Diners Club、Discover のタッチ決済に関するソリューション提供・認知プロモーション |
| QUADRAC 株式会社 | 交通事業者向け決済および認証に関する SaaS 型プラットフォーム“Q-move”の提供 |
| 株式会社小田原機器 | キャッシュレス決済用端末およびシステムの開発・提供 |
