グーグル、Geminiの月次アップデート「Gemini Drops」を公開

　グーグルは、AIアシスタント「Gemini」の新機能やアプリを最大限活用するためのヒントを紹介する月次アップデート「Gemini Drops」を公開した。

写真から動画へ「Veo 3」の統合

　お気に入りの写真を、音声付きのダイナミックな8秒間のビデオクリップに変換できるようになった。これにより、静止画に新たな命を吹き込めるとしている。

　この機能は、Google AI Proプランの加入者が利用できる。

Wear OS 4以降に対応

　Geminiが、Wear OS 4以降を搭載したすべてのスマートウォッチで利用可能になった。スマートフォンを取り出さなくても、手首から直接Geminiの便利な機能にアクセスできるようになり、外出先での利便性が大きく向上する。

「スケジュールアクション」で日常の準備をサポート

　事前計画機能「スケジュールアクション」が導入された。たとえば、毎朝の起床時にカレンダーの要約や未読メールの情報をGeminiに知らせてもらうといった、ユーザーのルーティンに合わせたパーソナライズされたアシスタンスが設定できる。

　この機能は、Google AI Proプランの加入者および、対象のGoogle Workspace向けGeminiで利用可能。

「Gemini 2.5 Pro」の性能向上と「Gemini Live」に字幕機能

　「Gemini 2.5 Pro」は、コーディング、科学、推論、マルチモーダルベンチマークの各分野で性能が向上し、より複雑なタスクや多様なデータ形式への対応力が強化された。

　また、ユーザーからの要望が多かった「Gemini Live」では字幕機能が追加された。Geminiとの会話中に発言内容をリアルタイムで字幕表示できるため、より理解しやすく、アクセシビリティの高い対話が可能となる。

　今回のアップデートに含まれるすべての機能の詳細は、「Gemini Drops Hub」で確認できる。