AIで1枚の写真から8秒の動画を生成、Geminiに新機能

　Googleは、生成AI「Gemini」に、写真から8秒間の動画を生成する新機能を追加した。

　Googleによると、過去7週間で「Flow」全体で4000万以上の「Veo 3」動画が生成された。生成された動画には、現代のインフルエンサーの視点で童話を再構築したものや、冷えていく溶岩を切り裂く音を探るASMR動画など、多様な動画が生成されたという。

写真→動画生成の使い方

　今回追加された写真からの動画生成は、「Gemini」のプロンプトボックスのツールメニューで「動画」を選び、元となる写真をアップロードし、プロンプトを入力するだけで8秒の動画が生成される。

　写真から動画を生成する機能は、Google AI ProまたはGoogle AI Ultraを契約している人が利用できる。編集部で確認したところ、日本国内のGoogle AI Pro契約者のアカウントで、既に動画生成が利用できる。

　Googleは、動画生成がユーザーに適切な体験となるように、舞台裏で綿密な対策を講じているという。その一つには、潜在的な問題が発生する前に解決することを目指し、徹底的にレッドチームテストを実施している。さらに、安全でないコンテンツに対するポリシーを継続的に制定・施行している。

　生成された全ての動画には、AIが使われたことを示す「Veo」という透かしと、デジタル透かし「SynthID」が加えられる。