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吉本興業のコンテンツを外国語に翻訳する「お笑い翻訳AIサービス」、グーグルのAI「Gemini」を活用

 吉本興業グループのFANYは、ブレインパッドと協力し、グーグルのAI「Gemini」を活用した「お笑い翻訳AIサービス」α版を開発した。

 「お笑い翻訳AIサービス」は、“お笑い特化型”をうたう字幕生成システム。漫才やコントなどに特有の言い回し、表現を学習。笑いを誘うフリやオチ、間などが損なわれないよう開発された。

 たとえば「今なんかすごい音した」というセリフを英訳する場合、従来の機械翻訳では「I just heard something really loud」となるところ、「お笑い翻訳AIサービス」では「What was that sound?」としてくれる。あるいは、母親を指す関西弁「おかん」も「悪寒」と認
識され翻訳されがちなところ、母親という意味と捉えて訳してくれる。

 「お笑い翻訳AIサービス」を活用した事例として、チョコレートプラネットやレインボーのコント動画がYouTubeで公開されている。設定メニューで「字幕」→「英語」で確認できる。

【チョコレートプラネット「業者」】
【レインボー「史上最強に態度の悪い店員」】