レビュー

「Galaxy S24 Ultra」の“AI要約・翻訳”機能を試してみる

 サムスン電子が、Androidスマートフォンの新製品として1月にグローバルで発表した「Galaxy S24」シリーズ。「Galaxy AI」を搭載し、AI(人工知能)によってユーザーを強力にサポートするとアピールされている。

 本稿では、最上位モデルの「Galaxy S24 Ultra」のグローバル版を使い、Webページやメモを要約したり翻訳したりする機能を試した。

 なお、グローバル版の国内利用に際しては、総務省「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」の手続きを経ている。

 まず、「Webページの要約と翻訳」機能では、「Samsungブラウザ」で表示したWebページのテキストを要約したり翻訳したりできる。対象のWebページを表示したら、画面表示下部のアイコンをタップすると、「要約」「翻訳」のメニューが表示される。

「Webページを要約する場合はその内容を処理するが、サムスン側で保存することはない。翻訳は端末で処理(オンデバイス処理)する」とある
「要約」「翻訳」の2つから選べる

 要約のスタイルとしては「標準」「詳細」の2種類が用意され、「標準」では少し短め、「詳細」では長めの要約を生成する。どちらも試してみたが、それほど時間がかからず生成が完了した。また、要約としての内容もしっかりしている印象を受ける。

要約のスタイル「標準」
要約のスタイル「詳細」

 先述の「要約」は日本語のWebページで試したが、たとえば英語のWebページをまず「翻訳」し、その後「要約」することもできる。一連の流れは非常にスムーズで、情報収集の効率をアップしてくれそうだ。

英語表示のWebページ
日本語に翻訳後
要約のスタイル「標準」
要約のスタイル「詳細」

 なお、「Samsung Notes」アプリではノートアシスト(Note Assist)機能が用意され、ノートの要約や翻訳、自動フォーマット、スペル訂正といった機能を利用できる。