みんなのケータイ
iPhoneの「カメラ」のダイレクト翻訳機能が便利
【iPhone 15 Pro】
2024年3月15日 00:00
久しぶりにスペインを訪問しました。まず、MWCの取材にためにバルセロナに向かい、その後、ビルバオという街で少し休んでから帰ってきました。
MWCでの共通言語は英語。ですが、筆者は英語が得意ではありません。取材時はGoogle Pixel 8の「レコーダー」アプリで録音し、文字起こしされたデータを「DeepL」で日本語に翻訳するといった作業をしておりました。でも、9年前に初めてMWCに行った際は、英語での取材に今の何倍も苦労していたので、便利な時代になったと思います。
英語が苦手と言っても、全くわからないわけではありません。中学校から習っているわけですし、簡単な会話はできます。自ずと衰えていく語彙力を少しでも抑えるためにレアジョブ(オンライン英会話)ってのもやっています。なので、空港やホテル、ショッピングでのやり取りはなんとかなります。取材でもなんとかしています。スマホの翻訳アプリを使ったほうが便利だと思う場面はあるのですが、いちいちアプリを起動して、相手に話してもらうほうが面倒に思えるんですよね。
一方、スペイン語は全くわかりません。とりあえず「オラ!」と挨拶しておけば、あとは英語で許してね、みたいな感覚でいます。実際、バロセロナの街では英語表示が多く、私の片言の英語でも聞き取ってくれるので、英語だけでなんとかなります。
ですが、初めて訪れたビルバオでは、英語を耳にすることがぐんと減りました。ビルバオはバスク地方にあり、スペイン語だけでなくバスク語も使うようです。街で見かける看板や広告などが、どちらの言語なのかがわからないこともありしました。
ビルバオ滞在時に役に立ったのがiPhoneの「カメラ」アプリのテキスト認識機能。正式な機能名はわかりませんが、カメラを起動して、文字を認識すると、ダイレクトにコピーしたり、翻訳したり、検索したりできる機能です。店頭での表示やバルのメニューなど、おそらくスペイン語(あるいはバスク語)で書かれていて、意味を知りたいときは、これを使っていました。
フレーム中の文字を認識すると右下にアイコンが表示され、それをタップして左下に「翻訳」と表示されたら、それをタップするだけで、ほぼ瞬時に日本語訳が表示されます。言語設定は不要。手書きの文字も、かなりの確率で読み取ってくれます。めちゃくちゃ便利です。「カメラ」はロック画面から素早く起動できるので、「翻訳」アプリを使うよりも便利に思えました。
ときどき翻訳されないことがあり、それはバスク語かも、と思った次第。iPhoneの「翻訳」アプリはバスク語には対応していません。ですが、なんと「Google翻訳」アプリは、バスク語にも対応しているんですよ。すごいですね。渡航先によっては、iPhoneにも「Google翻訳」をインストールしておくべきでしょう。