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NTTがデータ処理機能付きのモバイルネットワーク、6G時代に向けた実証

 NTT(持株)とNTTドコモは、コンピューティング(計算)機能を備えたモバイルネットワークを構築し、共同で実証した。

 モバイル端末の特性や通信状態に応じてネットワーク内に専用コンピューティング機能を構築し、高性能なアプリを低遅延で利用できることを実証した。世界で初めての例になるという。

 ノキア(Nokia)のクラウド型モバイルコアサービス「Core SaaS」とも連携しており、2月26日~29日、スペイン・バルセロナの「Mobile World Congress Barcelona」において、ノキアのブースで展示される。

 従来のモバイルネットワークは、端末やクラウドでのデータ処理とは独立してデータの転送を担ってきた。

 一方、今回実証されたのは、端末やクラウドで担っていた処理をネットワーク内で高速処理する技術。ネットワークで計算処理を支援することで、端末側の負担を軽減する。

 たとえば3Dの描画で高機能なデバイスを必要とするメタバースなどにおいて、スマートグラスのように、端末の機能を簡素化しつつ高度なサービスを低遅延で提供することなどが期待されている。

従来のネットワークの機能分担
モバイルネットワークとコンピューティングの融合

 実証実験は、ノキアの3GPP標準準拠のモバイルコアネットワークをパブリッククラウド上に構築し、ISAP(In-network Service Acceleration Platform)と連携するように、ネットワーク情報を外部へ開示する5G標準機能のNEF(Network Exposure Function)を拡張して実施された。

ISAPの特徴と実証実験での確認ポイント
実証実験の様子

 NTTとドコモは、ノキアとも連携しながら、コンピューティングとネットワークの融合に関する研究開発や、サービス提供に向けた検討を推進していくとしている。