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KDDIと災害医療派遣チーム「DMAT」、Starlinkで能登半島の医療活動を支援

 KDDIは10日、厚生労働省管轄の災害医療派遣チーム「DMAT(Disaster Medical Assistance Team)」とともに、衛星ブロードバンド「Starlink」を活用し、石川県能登半島の被災地域における医療活動の支援を開始した。

 DMATは、医師や看護師、業務調整員(医師・看護師以外の医療職および事務職員)で構成される医療チーム。大規模災害などにおいて急性期から活動できる機動性を持ち、専門的な訓練を受けている。

 被災情報や診療データの登録・照会などで高速大容量の通信が求められていることから、KDDIはDMATと連携し、石川県の珠洲市と輪島市のDMAT本部に計50台のStarlink機材を提供した。

医療現場でStarlinkを使用

 KDDIでは別途、能登半島地震のエリア復旧において車載型や可搬型、船舶基地局のバックホール回線にStarlinkを利用している。また、自衛隊や自治体などへStarlinkを提供しており、今回とあわせて約750台のStarlinkを支援に活用しているという。