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Google Pixelシリーズの新機能「Feature Drop」、今回は交通事故での位置情報共有やマクロ動画撮影など

 Googleは、同社の公式ブログにおいて、Pixelスマートフォン、Pixel Watch、Fitbit向けの新機能を追加する「Feature Drop」を発表した。各デバイスに複数の新機能の追加が予定され、今後数週間で提供されるという。

Pixelスマートフォン

Googleアシスタントの新機能

 Googleアシスタントに「ヘイグーグル、30分間の安全確認を開始して」というと、設定した時間内に安全確認に応じないと、緊急連絡先にリアルタイムの位置情報が共有される。

交通事故の緊急通報

 Pixelは自動車衝突検知を搭載しているが、この機能がアップデートされ、衝突検知をした際に、緊急通報だけでなく、リアルタイムの位置情報や通話状況を緊急連絡先と共有することができる。

マクロフォーカスでの動画撮影

 「Pixel 7 Pro」に搭載されているマクロフォーカスが動画でも使えるようになる。

より簡単なハンズフリーフォト

 「Pixel 6」以降の機種は、セルフタイマーを3秒または10秒に設定した後、手のひらをあげてタイマーを作動させるだけで、セルフタイマーで写真を撮ることができる。

2Dの壁紙写真を3Dシーンに

 「Pixel 6」以降の機種で、2Dの壁紙写真をAIによって3Dシーンに変換し、ダイナミック壁紙を作成できるようになる。

 また、新しい絵文字壁紙では、4000以上の絵文字を異なるパターンや色で組み合わせて、ユーザーの個性や気分に合ったライブ壁紙を作ることができる。

録音内のスピーカー検索

 「Pixel 6」以降の機種で、レコーダーからの文字起こしをGoogle ドキュメントにエクスポートできるようになる。また、話者ラベル付きのビデオクリップを生成したり、録音内の話者を検索したりできる。

ロック画面からスマートホームにアクセス

 Google Homeアプリを使うと、Pixelのロック画面からスマートホームデバイスに素早くアクセスでき、照明の消灯、温度調整、カメラの確認などができる。

より高度なハプティクス

 Pixel 6aおよびPixel 7aでは、端末が机やテーブルのような硬くて平らな面に置かれていることを検出すると、振動の強さを下げることができるようになる。

ユーザーの習慣に合わせた充電

 アダプティブチャージングでは、Google AIを使用して、Pixelのバッテリーの寿命を延ばすことができるようになる。これまでの充電習慣から長時間の充電を予測し、充電器を外すと予想される1時間前にゆっくりと100%まで充電することができる。

新しいGoogleアシスタントの音声

 Googleアシスタントの音声がより自然に、親しみを持ってもらえる音声になる。

Pixel Watch

SpO2による健康状態のモニタリング

 Pixel Watchは、酸素飽和度(SpO2)をチェックできるようになり、睡眠中の血液中の酸素レベルの変化を特定し、睡眠の質に影響を与える可能性があることを確認できるようになる。

心拍数の異常検知

 Pixel Watchは、昼夜を問わず心拍数を継続的に記録しており、心拍数が異常に高かったり低かったりした場合は、全体的な健康状態や潜在的な問題の指標となる可能性があるため、通知を送ることができるようになる。

Googleアシスタントがより多くの言語に対応

 Wear OSのGoogleアシスタントが、イタリア語、ポルトガル語、スウェーデン語、ポーランド語、スペイン語に対応する。

アクティビティの自動一時停止

 ランニング、ウォーキング、サイクリングで、信号待ちや休息時に自動的に一時停止し、再び始めると自動的にトラッキングを再開する。

新しいメタルリンクバンド

 新しいPixel Watch用メタルリンクバンドがGoogleストアで発売される。色はブラッシュドシルバーとマットブラックの2色。発売日は6月16日。

Fitbit

エクササイズメニューの改善

 エクササイズメニューには、選択できるエクササイズモードの完全なリストが表示され、最新のワークアウトモードが一番上に表示される。対応機種は、Charge 5、Luxe、Inspire 3。

デイリーレディネススコア表示

 デイリーレディネススコアを簡単に確認できるようになり、体がワークアウトに取り組む準備ができているか、休息を優先する必要があるかを知ることができる。対応機種はすべてのFitbitスマートウォッチとトラッカー。

新しい月経の健康タイル

 スマートフォンを開くことなく、生理の記録、サイクルの状態の表示、情報の編集ができる。対応機種はSense 2、Versa 4。

文字盤デザインの切り替え

 ホーム画面を長押しすることでFitbitスマートウォッチの文字盤のデザインを変更できる。対応機種はSense 2、Versa 4。

4つの新しい文字盤

 新しく4つの文字盤が追加される。対応機種はCharge 5、Luxe、Inspire 3。