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Pixel Foldでアプリの強制全画面表示が可能に

 Googleのスマートフォン「Google Pixel」シリーズは、「Feature Drop」という、新機能を定期的に追加するアップデートプログラムが用意されています。2023年12月にはPixel Fold向けのFeature Dropが提供され、アプリの全画面表示が可能になりました。

 これまでPixel Foldでは、ディスプレイを開いた状態でのアプリ表示は対応アプリのみ全画面表示で、非対応アプリは画面中央や左右端などディスプレイの一部にしか表示できなかったのですが、今回提供された「アスペクト比(試験運用版)」では、任意のアプリを全画面表示にできます。

全画面非対応のTwitterあらためX

 「設定」アプリの「アプリ」から該当のアプリを選ぶか、アプリを長押しして「アプリ情報」を選択すると各アプリの設定画面が表示され、その中にある「アスペクト比(試験運用版)」から表示モードを切り換えられます。また、見開き時に非対応アプリを起動すると右下にアイコンが表示され、ここからアスペクト比を変更することもできます。

設定画面

 いままでは左右にアプリが表示されないエリアがあるため視認性だけでなく操作性もいまいちだったのですが、全画面表示で圧倒的に見やすくなり、画面のすべてがタッチエリアになることで操作もしやすくなりました。アプリによっては全画面表示で読みにくくなるサイトもあるものの、その時は外側のディスプレイを使えば良いのでさほど困っていません。

Xを全画面表示

 試験運用版という名前だけに不具合があるかなと不安に思っていましたが、この機能が提供されて以降、非対応アプリは片っ端から全画面表示にして使い続けているものの、いまのところ大きなトラブルは出ていません。こうやって新機能を定期的に提供してくれるのも、Google Pixelシリーズを使うメリットの1つだな、と改めて感じました。