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YouTubeのショート動画で広告収益化が開始、2月から

 YouTubeは、2月1日から「YouTube ショート」の広告収益化を開始する。

 YouTube ショートは、若年層を中心に人気の高い、いわゆる短尺動画でスマートフォンなどから手軽にアップロードしたり視聴したりできるなどの特徴がある。収益化される広告は「ショート フィード」のショート動画の間に表示される。

 対象となるのはチャンネル登録者数が1000人以上、ショート動画の視聴回数が直近90日間で1000万回以上のクリエイター。チャンネル登録者数1000人以上で公開された動画(除くショート動画)の総再生時間が直近1年間で4000時間以上のクリエイターも同じく参加できる。広告ポリシーが通常の動画と同じように適用されるほか、未編集の映画などオリジナルではない動画や転載動画は参加要件の対象外となる。

参加要件。YouTubeヘルプより

 要件を満たすクリエイターは、1月中旬ごろからYouTube Studioの「収益受け取り」タブから収益プログラムに参加できるようになる。クリエイターに対する収益の配分率は45%で、各国でのショート動画の視聴回数にもとづいて分配されるという。

 今回の収益化は、固定報酬制の「YouTubeショートファンド」の後継で、YouTube ショートファンドを受け取っているクリエイターが、より多くの収益を得られるようになるとされている。あわせて「投げ銭」機能とも呼ばれる「Super Thanks」が2023年初頭にもYouTube ショートで利用できるようになるほか、「YouTube ブランドコネクト」の一部としてブランドとショート動画のクリエイターが連携できるようになる見込み。