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YouTubeでAI活用の新機能、クリエイターの動画制作をサポート

 YouTubeは、クリエイター向けの新機能「Dream Screen」やモバイルアプリ「YouTube Create」のリリースを発表した。ショート動画の制作や動画の公開をサポートするものとなっている。

Dream Screen

 Dream Screenは、アイデアを入力するだけで、AIが生成した動画や画像の背景をショート動画に追加できる新機能。英語のみで、日本での導入時期は未定。2023年内に一部のクリエイターを対象に試験運用が始まり、2024年には提供範囲が拡大される。

 機能拡張も予定されており、アイデアを入力するだけで動画をアレンジできる機能になるという。たとえば既存のYouTube動画をリミックスして、完全に新しい動画に作りかえることもできるとしている。

YouTube Create

 YouTube Createは、Android向けベータ版が、日本以外の一部の地域で提供されている。ショート動画や長尺動画の制作プロセスを簡素化するアプリとして、正式にリリースされる。

 正確な編集やカットに対応する動画編集ツール、自動字幕起こしやナレーション機能のほか、各種フィルターやエフェクト、ビートマッチング対応のロイヤリティフリーの音楽が含まれる。

AI活用のインサイトや吹き替えも

 YouTube Studioでは、生成AIを活用して動画のアイデアを生み出し、アウトラインを作ることで、クリエイターのアイデア出しをサポートする機能が2024年に導入される。

 また、AI搭載の吹き替えツール「Aloud」がYouTubeに導入される。日本での導入時期は未定。