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9月は銀行の偽サイトが180倍増、BBソフトのフィッシング調査

 BBソフトサービスの調査によると、9月度は銀行系のフィッシング詐欺サイトの報告数は今までの180倍と急増している。

 今まではクレジットカード向けのフィッシング詐欺が主流で、特に8月のレポートではフィッシングサイトカテゴリの90%の割合を超えていたが、9月は三井住友銀行のフィッシング詐欺サイトの報告数が急増し、銀行のフィッシングサイトは割合として31.77%と増加している。実数では180倍に増加した。

 また、9~10月にかけてイオンクレジットのフィッシング詐欺サイトの報告数が増加している。以前は、下の図3のデザインが出回っていたが、最近は図4のようなシンプルなデザインが登場しだしているとの報告が増加している。

フィッシング詐欺被害防止のために

個人情報やクレジットカード番号の入力を促すメールやSNSに注意する

 クレジットカード会社などは個人情報やクレジットカード情報についてメールやSNSで問い合わせることはないので注意。

SSL通信が提供されているか確認する

 個人情報を入力する際、アドレスバーに鍵マークが表示されているか確認する。

 しかし昨今、SSL通信されている偽サイトも存在するため、アプリやブックマークでのアクセスが安全。

ログインIDやパスワードの使いまわしを控える

 複数のサービスサイトで同じログインID、パスワードを使用していると、フィッシング詐欺にID・パスワードが搾取された際に他のサイトの不正利用被害に遭う可能性が高まる。

 サービスごとに登録内容を変更し管理をすることが必要

詐欺サイトかどうか無料で診断「詐欺サイトチェッカー」

 詐欺ウォールが独自で収集した詐欺サイトのブラックリストと各官公庁から通報のあった詐欺サイトのブラックリストをもとに、サイトのチェックが無料でできる。

 詐欺ウォールは日本人をターゲットにしたインターネット詐欺をブロックするセキュリティサイト。