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「Google Play」がアプリ独自決済の試験運用を開始、手数料の4%減額も

 米グーグル(Google)は、Android向けコンテンツプラットフォーム「Google Play」において、アプリ独自の決済システムを認める試験的なプログラムを、9月1日から一部の国で開始した。対象国には日本も含まれるが、編集部で確認したところ、開発者向けの申込みフォームは日本語には対応していない。

 試験的なプログラムの対象国は、本稿執筆時点で、日本、EEA(欧州経済領域)諸国、オーストラリア、インド、インドネシア。ゲーム以外のアプリ開発者が、申込みフォームから申し込むことで、同プログラムに参加できる。

 今回のプログラムは、アプリ開発者がユーザーに対し、Google Playの課金システム以外の決済システムを選択できるようにするというもの。

 ユーザー側がGoogle Play以外の決済システムを選んだ場合、開発者がグーグルへ支払う手数料は4%減額される。

 ユーザーエクスペリエンスのガイドラインを含む、試験的なプログラムのさらなる詳細は、今後数週間のうちに案内されるという。

 「Google Play」でアプリ独自の決済システムを認める方針は、3月に発表されたもの。音楽配信サービス「Spotify(スポティファイ)」が、最初のパートナーとして選定されていた。

 また、韓国ではすでに、Google Playの課金システム以外の決済システムを選択できるようになっていた。グーグルは、「韓国は今回の試験的なプログラムの対象ではないが、引き続き、ユーザーが決済システムを選べるしくみを提供する」としている。