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グーグルの“中の人”が紹介する、「Chrome」の便利な使い方とは

 グーグル(Google)は、開発チームのメンバーが「Chrome」ブラウザの便利な機能や使い方を紹介するエントリーを、公式ブログ「The Keyword」に投稿した。2022年にChromeが100回目のアップデートを迎えたことを受けて企画されたもの。

「最近使ったタブ」で通勤をスマートに

 Chrome iOS部門を担当するナシム・セデガット(Nasim Sedeghat)氏は、「最近使ったタブ」の活用方法を紹介している。

 iPhoneからアカウントにサインインして同期することで、デスクトップパソコンで開いていたタブがiPhone上に表示される。これにより、オフィスに到着する前にタスクを思い出したり、URLを再度探す手間を省いたりできると同氏は語る。

「タブグループ」の活用

 ソフトウェア エンジニアリング マネージャーで、Chrome デスクトップ版のユーザーインターフェイスを担当するコニー・ワン(Connie Wan)氏は、「タブグループ」機能が自分の考えを整理するのに役立つと語る。

 タブグループを利用して、複数のタブをまとめてタイトルをつけたり、色を変えたりすることで、情報が整理されて把握しやすくなる効果がある。同氏はプロジェクトの調整のためにタブグループを活用したという。

「タブ検索」でタブをスムーズに見つける

 Chromeブラウザ エンジニアリング担当シニアディレクターのマックス・クリストフ(Max Christoff)氏は、「タブ検索」機能を紹介する。

 立て続けに会議を行ったときなど、整理できないほど大量のタブが表示されることもある。そのような場合に、タブ検索を使うとすぐに必要なタブを見つけられるという。このタブ検索では、開いているタブだけでなく直前に閉じたタブも検索できる。

「サイト内検索」ですばやく結果を表示

 Chrome UX インタラクションデザイナーのエルビン・フー(Elvin Hu)氏は、サイト内検索の活用法について語っている。

 サイト内検索の機能を利用すると、特定のサイトに移動した後であらためて検索するよりも、必要な情報をすばやく得ることができる。Chromeのアドレスバーに移動したいサイトのショートカットを入力し、Tabキーを押して検索用語を入れることで、検索したい内容が一度ですぐに表示される。

サイト権限を利用したビデオ通話のトラブルシューティング

 シニアUXライターのメーガン・ワトキンス(Meggyn Watkins)氏は、ビデオ通話におけるトラブルを解決するためにサイト権限を利用するという。

 ビデオ通話に何か問題がある場合、参加者全員にサイトのアクセス許可を確認するよう依頼することで解決を図れる。アドレスバーにあるロックアイコン(鍵のようなマーク)から、マイクとカメラのアクセス許可がオンになっているかどうかを確認できる。