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グーグルが語る「iPhoneでChromeをデフォルトにしたくなる4つの理由」

 グーグルは、iPhoneやiPadのデフォルトブラウザをChromeに設定する、4つの理由を紹介するページを公開した。iOS版Chromeの最新機能や、近日公開される新機能などを紹介している。

 iPhoneのiOS 14やiPadのiPad OS 14で、デフォルトのブラウザをChromeに変更できるようになったことにあわせたもの。デバイス間の共有やタブの整理共有法、セキュリティ機能、グーグルのほかのサービスとの連携の4つを紹介している。

デバイス間の共有

 同じGoogleアカウントでログインしているChrome同士であれば、パソコンやスマートフォン、タブレットなどデバイスを問わずに同期できる。パスワードや支払情報、自動入力機能やブックマークを、ログインしているすべてのデバイスで自動同期される。

 たとえば、外出中に何かを購入するような場面でも、クレジットカードを取り出したり、住所を入力する必要がなくなるという。

 このほか、デスクトップ版Chromeの検索バーやiOS版の共有メニューからクリックするだけで、別のデバイスのChromeにタブを送信できる。たとえば、パソコンで料理のレシピを見つけて、そのレシピのタブをスマートフォンに送信して、材料を買いに行くことができる。

タブの整理や共有する方法

 タブグリッド機能を使えば、タブをかんたんに表示させたり整理できる。デバイスがオフラインの場合でも、タブを閲覧リストに保存じて、オンラインになったあとで読むことができる。

 また、友人や家族にタブを共有したい場合、QRコードを生成できる機能を搭載している。ダウンロードマネージャーでは、Chromeから保存したファイルの検索や確認ができる。

 iPad OS版でスプリットビュー(1つの画面に2つのアプリを同時に立ち上げる機能)を使用している時、Chromeとほかのアプリの間で、リンクをドラッグアンドドロップできるようになった。

 今後、iPad OS版では、複数のタブを同時に表示できる機能や、Apple Pencilの「スクリブル」機能に対応し、手書き文字でテキスト入力できるよう取り組むとしている。

セキュリティ

 Chromeのパスワードマネージャーは、サイトのアカウントごとに一意のパスワードを自動生成して、安全に保存する。万一、パスワードが流出した場合も、どのサイトのパスワードが流出したのかを特定できるという。

 パスワードは、ユーザーの指紋を登録して確認できるようにする設定もできる。

 パスワード関連のほか、潜在的に危険なサイトを開こうとしている際に警告を表示する「セーフブラウジング」機能をサポートしている。

グーグルのサービスを利用できる

 Chromeは、Google検索を中核に構築されている。このため、パーソナライズされた検索結果をすぐに表示でき、ユーザーが調べたい検索結果をすぐに得られるとしている。

 Google翻訳もChromeに統合されているため、ワンタップで100以上の言語のサイトを自動で翻訳できる。

 このほか、新しいタブのページにある「おすすめの記事」では、ユーザーの興味に合わせてWeb全体から記事やブログなどを表示する。

 Chromeをデフォルトのブラウザに設定するためには、デバイスをiOS 14またはiPad OS 14にアップデートしたうえで、設定アイコンから設定できる。設定アイコンをタップして、「Chrome」から「デフォルトのブラウザApp」で「Chrome」を選択すると設定できる。