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パソコン向けのChrome、メモリとバッテリー使用量を節約する新機能

 Google(グーグル)は、デスクトップ版のChromeに、メモリ(RAM)使用量を抑える「Memory Saver(メモリセーバー)」と、バッテリー消費を抑える「Energy Saver(エネルギーセーバー)」を開発した。

 Windows、macOS、ChromeOS向けに今後数週間以内に提供を開始する。なお、スマートフォン(Android、iOS)向けの提供は明かされていない。

パソコン版のChrome、RAMとバッテリー消費を抑える新機能

 「Memory Saver」では最大で10GBのメモリ使用量を節約でき、「Energy Saver」ではバッテリー残量が少なくなったときに、バッテリーによる動作時間を延長できるようにする。

Memory Saver

 「Memory Saver」では、現在使用していないタブのメモリを解放することで、アクティブなタブをできる限りスムーズに表示する。Chrome上でビデオ編集やゲームなど、負荷の高い処理を実施中に特に効果を発揮するという。アクティブでないタブは、必要となったタイミングで再読込される。

Energy Saver

 「Energy Saver」では、ノートパソコンのバッテリー残量が20%以下かつ充電していない場合に、バックグラウンドでのWebサイトの視覚効果やアニメーション、動画再生などを制限してバッテリーによる動作時間を延長できるようにする。

 これらの機能はユーザー自身でいずれも無効にできるほか、重要なウェブサイトについては「Memory Saver」の対象外に指定することも可能。