てっぱんアプリ!
意外と知らない? Webブラウザー「Google Chrome」のショートカット機能
2022年9月23日 06:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
スマートフォンのWebブラウザーとしてデファクトスタンダードと言えるような存在になっている「Google Chrome」。より効率よくWebブラウジングしていけるショートカット機能があることをご存じだろうか。今回はAndroid版とiOS版それぞれのショートカット機能を紹介したい。
新たに追加されたAndroid版の機能「ツールバー ショートカット」ほか
AndroidスマートフォンでChromeを使っている人は、いつの間にかアドレスバーの隣に1つボタンが増えていることに気付いたかもしれない。以前はタブボタン(開いているページの数が表示されているボタン)とメニューボタンの2つしかなかったが、その左側に新たに「ツールバー ショートカット」というものが追加されている。
ここに表示されるボタンの機能は、ユーザーによって異なる場合がある。「+」ボタンかもしれないし、「共有」ボタンかもしれないし、あるいは「音声検索」ボタンになっているかもしれない。たとえば「+」ボタンは新しいタブを増やすことができるもので、これまでタブ画面に移動した後「+」ボタンを押さなければならなかったのがワンアクションで済むようになる。
「共有」ボタンも同様に、これまではメニューを表示してから「共有」を選ばなければならなかったのがワンタップでこなせるようになるもの。「音声検索」ボタンは音声認識でWeb検索する機能で、これもURL部分をタップした後にマイクボタンを押す必要があったのが、それを1ステップ省略できる。
デフォルトでは、これら3つのうちいずれかがユーザーのアプリの使用状況から自動で判断して選ばれるようだ。特定の機能に固定したいのなら、このボタンを長押しすることで「ショートカットの編集」をタップし、次の設定画面で好きな機能を選べばOK。もしボタンが表示されていない場合は、メニューの「設定」から「ツールバー ショートカット」でオンにしたうえで使いたい機能を選ぼう。
また、隣のタブボタンを長押ししたときは、「タブを閉じる」「新しいタブ」「新しいシークレットタブ」のいずれかを選べるメニューが表示されるようにもなっている。これらも本来ならタブ画面に移動した後にしか操作できないものだが、覚えておけば1ステップとはいえ操作の手間を減らせるはずだ。
ページ移動がぐっと楽ちんになるiOS版のショートカット
iOSの「Google Chrome」は、Androidとは異なり、ツールバーが画面下部にあることから、利用できるショートカット機能にも違いがある。たとえば画面下部中央の「+」ボタンは、長押しすると音声検索を含む検索機能へのショートカット3種類と、QRコードのスキャン機能を選べるメニューが表示される。
また、クリップボードにテキストがコピーされている状態なら、「コピーしたテキストを検索」という項目も現れ、クリップボード内のテキストをキーワードにすぐさまWeb検索できる。さらにURLがコピーされている状態だと「コピーしたリンクに移動」という項目になり、クリップボード内のURLにジャンプする。
ちなみに開いているページのURLをコピーしたいときはアドレスバー部分を長押しした後「コピー」を選ぶだけ。クリップボードにすでにテキストなどがコピーされているときは、ここでも同じように「コピーしたテキストを検索」「コピーしたリンクに移動」というメニュー項目が表示されるようになっている。
タブボタンの長押しで「タブを閉じる」「新しいタブ」「新しいシークレットタブ」が選べるのはAndroid同様。そしてそれとは別に、もう1つiOS独自のショートカット機能として、「戻る」「進む」ボタンの長押しによる閲覧履歴へのアクセスが可能になっているのが面白いところ。複数のWebページを渡り歩いた後、以前閲覧した特定のページを見たくなったときに素早く戻れるわけだ。
これらボタンの長押しによるショートカットを上手に活用して、一段と効率よくWebブラウジングしてみてはいかがだろうか。