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「Google Chrome」の次バージョン、スマホ上のAI処理で「危険なサイトは画面が真っ赤に」
2022年6月13日 17:50
グーグル(Google)は、Webブラウザ「Chrome」における、機械学習(ML)による機能のアップデートについて紹介している。
これらのアップデートは、オンデバイスのMLモデルによって提供される。
セーフブラウジング
Chromeの「セーフブラウジング」機能は、危険なサイトへの移動や危険なファイルのダウンロード時に警告を表示する。3月から展開された新しいMLモデルは、悪意のあるサイトやフィッシング攻撃を従来の2.5倍多く特定しているという。
次回のChromeのリリースでは、フィッシングの疑いがある危険なサイトにアクセスすると、画面が真っ赤になる。
また、通知の許可を求める表示について、ユーザーがその通知を許可する可能性が低い場合は、目立たないかたちで表示されるという。
このような予測は完全にオンデバイスで行われる。
Chromeをカスタマイズ
Chromeはユーザーのニーズに合わせて、ツールバーをリアルタイムで調整する機能を導入する予定。Chrome操作時に、「リンクの共有」や「音声検索」など最も役に立つアクションを強調して表示する。これらは手動でカスタマイズすることもできる。