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デジタル庁、引越しワンストップ化に向け民間サイト用マイナポータルAPIを公開へ

 デジタル庁は、民間の引越しポータルサイトでマイナポータルAPIと連携した転出届や転入届の予約申請などの実現に向けた、APIの仕様書とマイナポータル申請画面インターフェイスのベータ版を提供する。

 「引越しワンストップサービス」は、引越しにともなう電気・ガス・水道などのライフライン系から、金融機関や自治体への転出・転入などに関わる手続きまでをオンラインかつワンストップで完結させるサービス。

 2022年6月7日に閣議決定された「デジタル社会の実現に向けた重点計画」で示された、引越しにともなう転出・転入届の申請をワンストップ化する取り組みに向けたもの。2022年度中にも、全国の市区町村でマイナポータルに加えて、民間の引越しポータルサイト経由での転出・転入予約申請手続きの実現を目指す。

 これにともない、サービスの提供を予定する引越しポータル事業者に対して、APIの仕様書やマイナポータル申請画面インターフェイスの情報提供を開始する。

 マイナポータルAPIの仕様書とマイナポータル申請画面インターフェイスのベータ版は、それぞれ6月下旬と7月頃の提供を予定。マイナポータルAPI 仕様公開サイトの「電子申請等API(ぴったりサービス)」の仕様書取得申請フォームから申請できる。

 マイナポータルAPI仕様書の確定版は8月以降の公開を予定しているという。