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Twitter創設者のジャック・ドーシー氏がマスク氏のTwitter買収を歓迎、「ウォール街から取り戻すことが正しい第一歩」

 米Twitter(ツイッター)は、同国の実業家イーロン・マスク氏によって同社が買収されることを発表した。Twitter創設者のジャック・ドーシー氏は、自身の公式アカウントで、この買収を歓迎するような一連のツイートを投稿した。

 ドーシー氏はまず、音楽配信サービス「TIDAL(タイダル)」のリンクとして、英国のロックバンドであるRadiohead(レディオヘッド)の楽曲「Everything In Its Right Place」をコメントなしで投稿。楽曲のタイトルを訳すと、「あらゆるものが正しい場所に」となる。

 これに続いて「私はTwitterが大好きで、Twitterはグローバルな意識に最も近いもの」とツイートしたドーシー氏は、「私にとって大事なのはアイデアとサービスで、その両方を守るためなら何でもする。Twitterという会社は、私にとっての唯一の問題で、最大の後悔であり続けてきた。ウォール街と広告モデルに染まってしまったTwitterを取り戻すことが、正しい第一歩になる」と投稿。

 同氏は続けて、「原則として、誰もTwitterを所有したり運営したりするべきではないと思う。会社ではなく、プロトコルレベルの公共財でありたい。しかし(実際は)会社であるという問題があり、それに対して、イーロンは私が信頼する唯一の解決策になる。“意識の光を広げる”という彼のミッションを信じている」とツイート。

 そのうえで、「イーロンが掲げる“信頼される、包括的なプラットフォームを創る”という目標は正しい。これはパラガ(注:Twitter現CEOのパラガ・アグラワル氏)の目標でもあり、私が彼を選んだ理由。二人とも、会社を信じがたい状況から救ってくれてありがとう。これが正しい道……心からそう信じている」と続けた。

 これら一連のツイートは、「Twitterがこれからも世の中のコミュニケーションにおいて役立つと思うと、とても嬉しい。世界中に、そして星々に!」という言葉で締めくくられている。

 ドーシー氏に関しては、2021年末にTwitterのCEO退任が発表され、後任としてパラグ・アグラワル氏がCEOを務めている。