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ソフトバンクとキンドリルジャパン、DX推進を目的に戦略的協業を開始

 ソフトバンクとキンドリルジャパンは、企業や団体のDX推進を目的にクラウドや5Gなどの分野で戦略的協業を開始した。

 昨今、労働人口の減少による人手不足などが深刻な課題となる中で、企業や団体においては生産性の向上や業務の効率化などを目的としたDX(デジタルトランスフォーメーション)が求められている。そのような状況下で両社はそれぞれの技術力や強みを生かし、企業・団体のデジタル化とDXの推進をサポートする。

 ソフトバンクは、「マルチクラウド戦略」の下各種パブリッククラウドやセキュリティーサービス、通信ネットワークなどを包括的に提供しているほか、主要なパブリッククラウドの導入におけるコンサルティングから導入支援、運用までをトータルでサポートするMSPサービスを提供することで、ユーザーのデジタル化を支援する。

 また、キンドリルは、IBMのマネージド・インフラストラクチャー・サービス事業の分社化により、2021年9月から業務を開始。複雑かつミッションクリティカルなITインフラを設計、構築、管理、モダナイズしてきた豊富な知見やスキルを持ち、オンプレミス、マルチクラウドを含むハイブリッドクラウド(領域における、高い標準化、自動化の技術)がある。また、システム運用を高度化させることで、さらなる「安心・安全・安定」を実現する高品質のシステムを提供する。DXの推進に向けてその基盤となるITインフラの変革が必須となる中、グローバルおよび日本で培った実績や最先端の技術力を活用する。

 両社は今回の戦略的協業の下で、製造業や金融業をはじめ、クラウドへの移行やITインフラの刷新を検討している企業・団体のDXをワンストップで支援する。また、5GやIoT、AIなどの最先端テクノロジーを活用した、製造業における運用業務の可視化ソリューションなど、デジタル化のニーズが高い業界に向けた特化型のソリューションの開発についても共同で取り組んでいくという。