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ソフトバンクG、第3四半期の決算を発表――四半期利益は前年同期比79%マイナスに

 ソフトバンクグループは8日、2022年3月期第3四半期の決算を発表した。売上高は4兆5808億4000万円で、四半期利益は6492億9400万円。前年同期比で増収減益となった。

 売上高4兆5808億4000万円は、前年同期比で10.7%増。また、6492億9400万円の四半期利益は、前年同期比で79.0%減という数字になっている。

 そのほかの主な業績として、投資損失は約5518億円を計上。持株会社投資事業からの投資利益(160億円)やラテンアメリカ・ファンド事業からの投資利益(1367億円)があったものの、ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)などの投資損失(7677億円)が上回るかたちとなった。

 SVFの投資活動の概況としては、SVF1で投資先の上場や資金化が進み、SVF2では新規投資が順調に進展しているという。

 ソフトバンク事業とアーム事業は、いずれも増収を記録。エヌビディア(NVIDIA)によるアーム(Arm)買収の取りやめも8日に発表され、ソフトバンクグループは「2023年度3月期中のArmの上場に向けて準備していく」としている。