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ドコモ、5Gの「パケ止まり」解消に向けた対策を実施
2021年10月4日 15:50
NTTドコモは、5Gにおける「パケ止まり」の解消を目的とした対策を全国で順次実施する。
実施する対策は、5Gの電波品質が悪い環境を減らすための「5Gエリアの積極的な拡大」と、電波品質の悪い環境下でも通信を保つための「ネットワーク装置のチューニング」の2つ。
「5Gエリアの積極的な拡大」
ドコモは、5Gエリアを拡大するため、2021年度末までに5G基地局を2万局、人口カバー率55％の達成を目指すとしている。
「ネットワーク装置のチューニング」
ドコモは、ネットワーク装置のチューニングとして、10月中旬までに装置の設定変更を2種類実施する。
一つは、5Gの電波品質の悪い環境において、5Gと4Gを最適に組み合わせるチューニングで、もう一つは、5G基地局配下の端末あたりに割り当てる周波数帯域を最適化するチューニング。
なお、これらのチューニングが完了している地域では、5Gへの接続成功率が約10％改善し、5Gと4Gを組み合わせる環境での5Gに流れるデータ量が約30％改善したことが確認されているという。
ドコモは今後も、各種取り組みを継続して実施することで、サービス向上に努めていくという。