レビュー

シャオミ新型タブレットレビュー、驚きのコスパを見せる「Xiaomi Pad 7」とビジネス利用にも便利な「Xiaomi Pad 7 Pro」

 2025年に入り、計7機種のスマートフォンを日本でリリースしたXiaomi。かなりハイペースで端末を展開しているのに加え、イオンモール浦和美園、イオンモール川口にXiaomi Storeをオープンするなど、多くの話題を提供しているシャオミ。

 本記事では、そんなXiaomiの最新デバイス群から、高いコスパが魅力のタブレット「Xiaomi Pad 7」について、レビューをお届けしていく。

コンテンツビュアーとして最強のXiaomi Pad 7とビジネス利用にも便利なXiaomi Pad 7 Pro

 今回紹介する製品は、タブレットのXiaomi Pad 7とXiaomi Pad 7 Proの2機種。価格はXiaomi Pad 7が5万4980円、Xiaomi Pad 7 Proはメモリ8GBモデルが6万7980円、12GBモデルが8万1980円となる。

 ディスプレイはいずれも11.2インチで、3.2K解像度を搭載。最大144Hzの高リフレッシュレートに対応しており、各動作がかなり滑らかなため、動画視聴などにもおすすめできるタブレットとなる。

 本体の大きさも共通で、重さも500gとなっているため、見た目の違いは基本的にない。それなりに重みはあるが、薄いデザインになっているため、カバンに入れて持ち運ぶのも快適だ。

 特筆するべきポイントの1つにXiaomi Pad 7 Proの「Matte Glass Version」モデルがある。光の反射が極端に少ない仕様で、屋外で使う際などに、ディスプレイの視認性が損なわれないのが魅力。屋内においても、蛍光灯などの影響を受けにくいため、快適に使用できるため、別売のキーボードと合わせて使いたくなる。

 手触りも、一般的なディスプレイよりもさらさらとした印象で、操作感もいい。今回は試せていないが、タッチペンなどを併用したい人にも、需要の高いディスプレイだろう。

 以下は、Xiaomi Pad 7とXiaomi Pad 7 Pro Matte Glass Versionに、同じライトを当てた時の模様。反射が少なく、視認性を確保できているのがわかるはずだ。

Xiaomi Pad 7
Xiaomi Pad 7 Pro

 搭載チップセットは、Xiaomi Pad 7がSnapdragon 7+ Gen 3、Xiaomi Pad 7 ProがSnapdragon 8s Gen 3となる。いずれも快適に動作するため、普段使いにおいては違いを感じにくいが、ヘビーなゲームアプリをプレイしていると、さすがに上位モデルの優位性が見えてくる。

 ちょっとしたガタつきやロード時間の速さなど、ゲームをしていてストレスになりやすい要素が少なくなるため、頻繁にゲームをする人は、Proモデルがおすすめとなる。また、複数アプリを同時に使用したいシーンでも、標準モデルには若干もたつきが見られる。

 そのほか、バッテリーは8850mAhで共通だが、標準モデルは45W、Proモデルは67Wと、充電速度に違いがある。

 また、標準モデルはWi-Fi 6Eまでなのに対し、ProモデルはWi-Fi 7に対応しているなど、細かな違いはあるが、使っていて極端に性能の違いを実感できるシーンは少ない。

 アウトカメラも、標準モデルが1300万画素、Proモデルは5000万画素となっているが、タブレットのカメラは、個人的には、紙資料やQRコードの読み込み程度しか使用用途がないため、あまり気にならなかった。

 一方、フロントカメラは標準モデルが800万画素、Proモデルが3200万画素となっており、画像を拡大すると、粗さの違いがわかる。ビデオ会議などにタブレットを用いるという人にも、Proモデルがいいだろう。

Xiaomi Pad 7
Xiaomi Pad 7 Pro

 搭載OSはXiaomi HyperOS 2で、操作性はXiaomi製スマートフォンとほぼ共通。タスクバーの表示やマルチウィンドウ機能なども快適に利用できるが、ウィジェットを配置する際のカスタマイズ性に欠けるのが少々気になる。

 より高い処理性能と、高画質なフロントカメラが欲しい場合は上位モデルを選択することになるだろうが、一般的な使用用途であれば、差を感じにくいのも事実。別売のキーボードカバーも両モデルに用意されているため、強いこだわりがない限りは、標準モデルでも満足感が高いだろう。

 ただし個人的には、Matte Glass Versionのために、上位モデルを選択するのもありだと感じている。