KDDIとJTOWER、資本業務提携を締結――5G時代の共用設備利用に向けて連携強化

　KDDIとJTOWERは、5月14日に資本業務提携を締結した。KDDIは今後、JTOWERがKDDIを割当先として発行する第三者割当増資の株式を36.8億円で取得し、議決権比率2.5％の株主となる予定。

　業務提携の内容は、5Gネットワークの共同構築推進など。5Gネットワークの整備には、4Gと比較して膨大な数の基地局整備が必要とされ、基地局設備の設置場所確保や設備投資の効率化が大きな課題となる。そのため、商業施設や公共施設などで共用設備の共同利用が拡大すると見込まれている。両社は今回の提携を通じ、5Gネットワークの早期整備を目指す。

　また、両社はIBS（屋内共用設備）やスマートポールなどの展開計画を共有し、計画の精度向上を図るとしている。