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都営大江戸線都庁前駅で5G環境試行整備、都とJTOWERが協定を締結

 インフラシェアリング(共用設備)事業を手掛けるJTOWERは30日、東京都交通局と都営地下鉄大江戸線 都庁前駅構内における「第5世代移動通信システム(5G)の試行整備、検証等に関する協定」を締結した。協定期間は、8月30日~2023年3月31日まで。

 同協定の締結により、JTOWERはインフラシェアリングを活用し、5G電波環境の整備や検証、運用を行うほか、構内での5G環境を活用した実証実験を行う。地下鉄構内でのインフラシェアリングによる5G電波環境整備は、国内初の試みだという。

 東京都では、2019年8月発表の「TOKYO Data Highway基本戦略」に基づき、超高速モバイルインターネット網の構築を推進している。また、JTOWERでは、同戦略による取り組みの一環として、都庁前に5G基地局やWi-Fiのアクセスポイントなどの機能を搭載したスマートボールの設置や、都庁第一本庁舎内に5G対応の屋内インフラシェアリングソリューションを提供している。

 JTOWERは、これまでの取り組みによる実績などを踏まえた提案が評価され、同協定の締結に至ったとしている。